Documentary

脱毛は、新しい自分を知るきっかけ。
根拠のない人生のルンルンや、根拠のない大きな自信になる

2022.11.30
遠藤圭介さん
取材:ヨコシマリンコ
文:ONE編集部
撮影:小川 遼
遠藤圭介さん 経験施術は、医療脱毛。
33歳、東京都在住。地元茨城の銀行で6年間勤務したのち、現職の保険会社に勤務して4年。社会人バレーボールサークルに所属し、公私ともに充実した日々を送る。
美容医療の施術を受けた方の価値観を深堀りする本企画。少し緊張気味の取材陣をよそに、バレーボールバッグを持ったビジネスマンが登場。「この後、バレーサークルに行くんですけど、今日ボール当番なんですよね(笑)」。セットアップでパリッとした容姿に、軽やかなトーンで話す遠藤圭介さんは、保険会社に勤務する33歳。バレーボ―ルに加えて、最近ではもっぱら美容が趣味だという遠藤さんの、美容に足を踏み入れたきっかけを聞いてみた。

先ずは、お仕事について教えてください。金融系の仕事をやろうと思ったきっかけは何ですか?

将来やりたいことができたときに、金融業界で学んだことが活かせるんじゃないかと思って、新卒で銀行に入り、縁あって今の保険会社に勤めています。内容は、ファンドマネージャーみたいな仕事ですね。お客様からお預かりした保険料を適切にお支払いするために、株式や債券で運用を行う仕事です。投資信託のマネージャーや取引先の人と接しています。

遠藤圭介さん

色々な人と接する機会がありそうですが、その際に意識していることはありますか?

お客様に対しては勿論ですが、社内でも上司に報告や決議をいただくようなシーンでは、任せても大丈夫と言われるように、誠実でパリッとした見た目を意識しています。

外見を意識して髭脱毛をしたということですが、施術を受けてみてどうでしたか?

髭脱毛の場合、朝の髭剃りの時間が無くなりますし、旅先で慣れない剃刀を使って顎を切ってしまったことがありましたが、そういう事態も無い。確実に効率アップしていますね。

それと、元々美意識が高いほうではなかったと思いますが、髭脱毛をしたことで意識が高まって、眉もちゃんとやろうと。で、眉をやったらどんどん加速して、ハレの日に向けてBBクリームを買ったり。そうすると、今度は「清潔感あるよね」って褒められて、ますます美容を意識するようになりましたね。食生活も、意識的に普段の食事+αで果物を食べようみたいな。脱毛をやった友人はみんな「髭脱毛をきっかけに意識が変わった」と言っています。

外見を磨いていくことで自信がつきますし、実際周りに褒められることも増えましたね。あとは、女性の爪(ネイル)にアンテナが立つようになったんです。以前は「爪のことなんて俺にはわかんない」としか思ってなかったんですけど、「今日のネイルめっちゃ可愛いね!」って言えるようになったんです。髭脱毛をきっかけに、自分の美意識だけでなく、周りの意識にも気付けるようになりました。

遠藤圭介さん

髭脱毛をきっかけに、美意識が芽生えたのですね。そもそも、髭脱毛を受けようと思ったきっかけはなんでしょうか?

コロナ禍で外出にも制限がかかり、時間ができたので。過去に友人から「髭脱毛いいよ」って聞いたこともあり、新しい扉を開くためにやってみようと。趣味でバレーボールサークルに入っているのですが、それ繋がりの友人が既にやっていたのも大きかったですね。

いつからバレーボールをやっているんですか?

高校生の頃からやっています。社会人サークルは、コロナ禍でも体を動かしたいと思って始めました。男女問わず、年齢制限がないので、10代後半から60代の人まで、交流するきっかけになっています。色々な話ができて本当に面白いですよ。年上の人や同年代の中で若々しくいてもしょうがないけど、若い人から見ておじさんと思われたくないし。そういう意味では、美意識を高く持つのは大事かなと思います。

遠藤圭介さん

40~50代は、一般的に美容医療が浸透してない世代と言われていますが、サークル仲間の美容医療に対する反応はどうですか?

「美意識を高める一歩なんで、めちゃめちゃ楽しいですよ」って言ってます(笑)。結婚している人は、今更やらないっていう人が多いんですけど、結婚とかは関係なく、一人の人間として外見を磨くメリットは多いと思います。

遠藤さんの周りは比較的美容医療が浸透している印象ですが、男性の美容医療を浸透させるにはなにが必要だと思いますか?

みんな、一回やってみたらいいのにって思いますね(笑)。「新しいことしてみない?」って、それだけですね。体験とかキャンペーンは、大きなきっかけだと思います。確かに、男性の美容医療は女性と比較するとまだまだ浸透していないかもしれませんが、純粋に“新しい扉を開くのって面白いですよ”って教えてあげたいです。僕の場合は、何でも楽しむ気持ちで偶然に髭脱毛に出会えたことや、周りの評価してくれる環境にたまたま恵まれたことも大きいです。

遠藤圭介さん

美意識が上がって、他の施術に興味は湧きましたか?

将来的に『やってみよう』精神でのアンチエイジングに興味がありますが、いま具体的に考えている施術はVIOですね。未来の話ですが、介護面を考えると若いうちにやっておいた方が良いと聞きます。髭脱毛をやった後もたまに剃らないといけない日はありますけど、整っている髭を見るとルンルンってなりますし、VIOでも多分ルンルンするんですよね。顔周りが綺麗になったから食生活も、睡眠も、って美容と健康が一対になっていく感覚が、一番のメリットに思います。顔にお金かけたら、色々なところを綺麗にしたくなるじゃないですか。

遠藤さんにとって美容医療はどんな存在ですか?

一言で言うならば「ルンルン」ですね(笑)。自己肯定感というか、根拠のない自信というか。今日は雨だけど、髭が整っていて肌が綺麗だからいいや、みたいに思える。そういう意味では、美容医療は見た目が良くなるだけじゃなくて、内面を前向きにしてくれる存在ですね。新しい自分を知るきっかけみたいな。

これはしょうもない例ですけど、「死にたい」って言いながらごはん大盛り食べる人っていないと思うんです。それと同じ感じで、人生めちゃくちゃ後ろ向きなスタンスで外見磨きをしている人っていないと思うんですよね。
服装、髪型、肌などの美容面で気を遣えていたら、直接的な根拠がなくても回りまわって明るい感じがしたり、しっかりしている人に見えたり、ポジティブな感じがしたりするんだろうなって思いますね。

遠藤圭介さん
30代の取材スタッフが「やりたいとは思ってるんですけどね~」と言うと、「やりたいのになぜやらないのか、今予約しましょう(笑)」と、焚きつけていた遠藤さん。一歩を踏み出せずにいる人にとっては、誰かの後押しと勢いが必要なのかもしれない。
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