たるんだフェイスラインをなんとかしたい!
そんなタスクが減ってすっきりしました

2023.04.27
大熊めぐみ
取材・文:平川 恵
撮影:SHOTA SOTODATE
大熊めぐみ 経験した美容医療は、あごと頬の間にある余分な脂肪を吸引除去する、ジョールファット、ボトックス、糸リフト。
FP1級、証券アナリストの資格を生かして、働く女性に向けてオンラインコミュニティを運営している。趣味は、旅行とホテルステイで月に2~3回ほど都内だけでなく地方の有名ホテルにも足を運ぶ。プライベートでは1児の母。「自分がご機嫌でいられる育児」をモットーに自分のペースで母親業をしている。現在40歳。
2019年に「老後2000万円問題」が持ち上がって以来、多くの人は生活の不安からこれまでの貯蓄だけでなく、投資にも目を向けるようになり、非課税制度があるNISAやiDeCoにも注目が集まっている。大熊めぐみさんは、お金について学べる講座を始めるところから事業をスタート、現在は「この世界をイージーモードで生きよう」をコンセプトに、仕事、お金、人間関係などを学べるコミュニティ「イージークマ」の運営を行っている。そんな大熊さんが美容医療に注目した理由とは?

人と向き合う仕事が好き。そう気づいたSE時代

華やかな柄の品の良いワンピースに身を包み、笑顔で現れた大熊さん。「リラックマ」の手帳を手にしているギャップも微笑ましい。大熊さんが運営するオンラインコミュニティは「イージークマ」という名前だが、これは苗字に「熊」があることと、自身が無類のクマ好きであることが関係しているらしい。今は起業し、自ら会社を運営しているが、それまではでごく普通の会社員だったという大熊さん。その経歴は豊富だ。

ONEドキュメンタリー取材中の大熊さん

「高校卒業後は東京理科大に入学し、物理を専攻していました。大学卒業後は、これまでパソコンをろくに触ってこなかったのに、専門職で食いっぱぐれる心配がないという理由で、SEの仕事に。でも、仕事は1日中、画面を見ているだけ。本当につまらなくて、大学時代にとんかつ屋さんでバイトしていたときの方がお客さんの喜ぶ顔も見えたし、よっぽど楽しかったと感じる毎日でした」

エンドユーザーの顔が見えない仕事にやりがいを感じられず、約2年で退社。その後、営業職に転職。金融系のシステムを取り扱う会社などでキャリアを積む。

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

「キャリアチェンジするのであれば早い方がいいなと思って、営業職に転職をしました。私自身、奨学金という借金に悩まされた経験もあり、お金の流れや仕組みを一生懸命勉強しました。FPや証券アナリストもその時代に取得した資格です」

ワークライフバランスを実現させるためにも、
自分の人生の舵は自分でとらないといけない

有名企業の営業職としてがむしゃらに働く大熊さん。成績を上げ、同世代では高額な報酬を手にした。しかし、それには限界があることに気づく。年齢も31歳になっていた。

「会社のお給料もよくて、自分にしては上出来だと思っていたのですが、その一方で『ここまでか……』と、限界を感じました。この先、結婚をして子どもを産むとしたら、今のように仕事を続けるのは難しい。そう考えたんです」

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

上司のご機嫌ひとつでボーナスの査定が上下するのも面白くなかった。会社で使われるだけでは、ワークライフバランスを保つのは難しいと悟った瞬間だった。

「自分の人生は自分で舵をとらないといけない」という危機感を覚え始めたとき、自分の軌跡を残すつもりで書き始めたブログが、大熊さんの道を一筋の光となって照らした。

「コツコツ書いていたブログに愛読者が現れたんです。都内に住んでいることもあり一度会ってみることにしました。初めて会う彼女は、見も知らない私のことをほめてくれて、『クマちゃんは才能があるんだから、ブログを副業としてやったらいいよ』と、背中を押してくれたんです」

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

彼女の助言通り、お金のことを取り上げるブログは次第に注目を集めるようになった。雑誌の取材の申し込みを受けたり、アフィリエイトなどで収入を得られたりするうちに、大熊さんは世界が少しずつ広がっていく手応えを感じた。

「自分が好きなことを仕事にできる、してもいいんだ」。

そう気づいてからの大熊さんは強い。今の自分の立ち位置を把握し、SEや営業職といった経験、資格を総動員しながら次の道を模索して一段ずつステップを上がっていく。

やがて、お金などのコンサルサービスの副業に本腰を入れ始め、軌道に乗ってきたタイミングで会社を退職。35歳の誕生日に開業届を提出し、起業した。

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

顔が看板になる仕事だからこそ
40歳を迎える前に美容医療をしたかった

現在、本業としているオンラインコミュニティ、オンライン講座の受講者は年間でのべ300人超。会員は全国各地にいる。ときには1対1で、ときには数人で集まって話をするが、その場では自然な流れで記念撮影をすることも多い。そんなとき、必ず真ん中に立つのは主宰である大熊さんだ。

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

「主宰は私だから、どうしても真ん中にされてしまう(笑)。ただ、年齢とともにフェイスラインがたるんできて、写真に映った自分の顔にがっかりすることが増えたんです」

40歳を手前に大熊さんは、顔周りの施術を受けようと決めた。せっかく美容医療に取り組むのであれば全力を尽くしたいという思いで、評判の良いドクターを調べ上げ、ドクターにおすすめしてもらった施術を受けることに。

行った施術は、ブルドッグ顔の原因になるアゴとホホの脂肪を吸引する「ジョールファット」や、吸引した脂肪をおでこに注射する施術、おでことエラ周辺のボトックス注射。さらに脂肪吸引後のたるみを防ぐために、糸リフトを計18本入れた。そのほかにも、顔を引き締めるレーザー照射やサプリなど。総額は130万円超えだった。高額ではあるが、これも「ちょっとずつやるのは効率的ではない」という大熊さんの合理的な考え方も影響している。

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

「最初の1~2週間は腫れていましたが、今は落ち着いていますね。ダウンタイムは半年かかるので、今はまだダウンタイムの途中。顔周りの脂肪を吸引したことで、やっかいなタスクがひとつ減ったイメージですね。今までのようにフェイスラインに悩む時間も少なくなり、気持ちがすっきりしました」

隠れ家的なコミュニティで
イージーモードな人生術を伝えたい

自分の身なりを整えておくことは、顧客に対しての気遣いだ。

「今までファッションやメイクに、あまり興味がなかったんです。営業職のときはスーツしか着なかったですし。でも、今の仕事で接するのは女性のお客さまばかり。だからこそ印象を左右する見た目は重要だと感じています。それに、オンラインのビジネスは、店舗などの実体がないぶん、私という人間が相手にどれだけ信用されるかが重要。自分の顔を出すことも信用を得るためには必要な要素なんです」

大熊さんのコミュニティ入会者の中には、リピーターも少なくない。これは、コンサル内容をマネー系に限定せず、働き方、恋愛、子育て、コミュニケーションなどの幅広いジャンルに対応していることも要因のようだ。

ONEドキュメンタリー取材大熊さん

「最初はお金のコンサルが中心でしたが、皆さんの話を聞くとキャリアップやワークライフバランスに悩まれている女性が非常に多いことに気づいたんです。頑張り続けているのにどこか報われない姿は、以前の私の姿と重なります。『イージークマ』のコンセプトは、『イージーモードで生きよう』。これまでの私の経験を生かしながら、肩の力を抜いて生きるお手伝いができたらと思っています」

今後目指すのは、ツウだけがやってくるお店。

「会社経営者って拡大していく方向に進むものですが、そうすると自分の色が薄れると思うんです。私が目指すのはチェーン展開ではなく、限定的なサロン。イメージでいうと、麻布などで看板も出さずにひっそりと営業している、紹介がないと入れないようなお店。そんな存在になりたいですね」

ONEドキュメンタリー取材大熊さん
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