Documentary

「美容医療」は聞いたことがある程度の認識。パートナーのひと言で“セカイ”が変わることを知った

2022.11.29
楓也さん(写真左)、(パートナー:舞さん)
取材・文:有竹亮介(verb)
撮影:鈴木真弓
楓也さん(写真左)、(パートナー:舞さん) 経験施術は、二重埋没法。
26歳、神奈川県在住。学生時代に調理やCGの技術を学び、多様な社会経験を経て、現在は携帯ショップに勤務。交際5年のパートナーと入籍したばかり。
携帯ショップで働く楓也さん。爽やかな雰囲気の好青年で、接客業をしていることもあり話しぶりも穏やか。そんな楓也さんは2022年10月に二重埋没法を受けたのだが、もともと「美容にはまるで興味がなかった」とのこと。それでも美容医療を受けようと思ったのは、舞さんのひと言がきっかけだった。

「何も知らないのに否定するのが好きじゃないんです」

楓也さんが二重埋没法の施術を受けたきっかけは、舞さんの「モニターを募集してるらしいよ」のひと言だった。

楓也さんワンショット

「美容医療というもの自体はうっすら知っていましたが、まさか自分が受けるとは思ってなかったです。でも、彼女からモニターの話を聞いて、せっかくなら受けてみようかなって。手術内容とかは全然知らなかったんですけどね(笑)」

もともとは片方の目が奥二重、もう片方が一重で目つきが悪くなりやすく、なんとなく写真写りも気になっていた。

「あと、何も知らないのに否定するのが好きじゃないんですよね。昔は『親からもらった体に傷つけるのはよくない』って思ってたけど、人によって考え方は違うし、コンプレックスを抱えてる人の選択を否定するのもよくないよなって。切らなくても二重になると知って、傷つけるって認識も違ってたんだと気付きました」

いざ施術を受ける段階になると、多少の恐怖感が芽生えてくる。

「事前に目元に注射を打つと聞いていたので、それが恐かったです。その注射が痛くて、知らないうちに涙が出てましたね(苦笑)。その反面、どう変わるんだろうってワクワク感もありました。術後2~3日は目元が腫れたけど、その後は徐々に収まって、1カ月経った今は痛みも引っ張られるような感覚もないです」

楓也さん座り

施術を受けて1カ月、目つきがよくなったことで写真写りも気にならなくなり、生活が変わりつつある。

「朝からパッチリ二重で、自信を持てるようになりました。接客業をしてるので、一重で目つきが悪かった頃は、お客様に怖いと思われないかなって気にしてたんですけど、今はお客様と話してても楽しいです」

家族にも同僚にも、施術を受けたことは隠していない。二重にしたと話して驚かれることはあるが、否定されるようなことはない。

「施術を受けてから両親に会ったんですが、『結構変わったね、いいじゃん』って言ってくれました。大手を振るって賛成というわけではなさそうですが、否定的というわけでもなくて、父なんて『最近髪が気になる』『脂肪も落とせるのか』って言ったり(笑)」

楓也さんと舞さん

誰かの一言が“きっかけ”になるなら

自分一人だったら、美容医療を受けようという発想にはなっていなかっただろう。

「そもそも興味がなかったし、美容医療を取り入れたら生活が変わるなんて知らなかったでしょうね。ただ、男性の中には、興味はあるけど一歩踏み出せない人もいるのかなって。そういうときにパートナーや周囲からのひと言があると、踏み出しやすいと思います」

世間的に、男性の美意識が高まったと言われてはいるものの、男性にとっての美容医療はまだまだハードルが高い。だからこそ、自分の経験が誰かのきっかけになったらと思う。

楓也さんと舞さん

「身近に興味がありそうな人がいたら、背中を押しますね。僕の実体験も伝えられるので。実際に姉が『二重にしたい』って言ってて、僕の施術にも興味があるみたいなので、今度会った時に詳しく教えてあげようかなと思ってます」

自分自身も、さらに美容への興味が湧いてきている。

「今はひげ脱毛に興味があります。ただ、それも自分で情報収集する方法がわからないんで、彼女が調べて教えてくれる感じです(笑)。脱毛経験者の男性がいたら、費用や期間がどのくらいかかったか、聞いてみたいですね。調べるだけじゃわからないこともあるので」

以前、舞さんが教えてくれたエステサロンの脱毛体験を受けたことがある。そのときは、毛穴一つひとつに針を刺していく施術だった。

「鼻下をやったんですけど、気付いたら涙があふれてくるほど痛くて、施術が終わるまでが長かったです。『最初に痛い施術をしておけば、次に受ける施術もラクに感じるでしょ』という彼女のコメントがありましたが……(苦笑)。もう少しマイルドな方法を探して、自分に合うものを見つけたいですね」

楓也さんと舞さん

周りの価値観を肯定できるように。二人で前を向いて歩いていく

もともと美容医療に抵抗はなかったが、自分が経験したことで、より肯定的に受け止めるようになった。美容医療のハードルを下げるには、自分のような経験者が発信していくことも大切だと感じている。

「ネットの時代なので、広告とかヤラセではなくSNSなどを通じて経験談などが発信されていけば、自然と美容医療が当たり前になってくるんじゃないかなって。僕はSNSをやっていないので、こういう場で話せてよかったって思います」

楓也さんと舞さん

美容に関心がなかった自分でも、一歩踏み出すことで“セカイ”が変わることを知った。小さなことでも、何かに引っかかっている人がいたら、今の自分には何が必要なのか考えてみるといいかもしれない。

「なんとなくマイナスだと感じている部分を変えることで自信がもてて、仕事も楽しくなったりするし、いままでうつむいて歩いていた道も、顔を上げて堂々と歩けるようになるんじゃないかなって思います。これからも、知らないことは否定せず、まずは経験してみる。それで、色々な価値観を肯定できるようになりたいです」

楓也さんと舞さん
少し照れ臭そうに笑う楓也さんと、周りを明るくしてくれる元気な笑顔の舞さん。
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