職業、駅係員。趣味はフラダンス。
「ぜったい、見かえしてやるって思って(笑)」
撮影:小川 遼
26歳、神奈川県出身。駅の係員として多くの人とコミュニケーションし、忙しくも充実した日々を送っている。休日は、大好きなディズニーランドへ遊びに行ったり、小学校6年生の頃から続けているフラダンスをして過ごしている。
先ずは、お仕事について教えてください。
駅係員の仕事をしています。入社6年目です。タイムスケジュールは、朝の9時から次の日の朝9時まで。朝のラッシュ時間は押し込んだり、改札で引っかかってしまった方の対応をしたり。昼と夜にはお風呂休憩があって、終電と始発の間は仮眠もとります。稀に、48時間勤務で2泊3日することもあります(笑)。
もともと保育士を目指してたんですが、鉄道って1日にすごい人数運ぶじゃないですか。子どもからお年寄りの方まで、幅広く関われるので、それで「すごーい」ってなっちゃって(笑)。服とか、あの人の髪型かわいいなーって。さまざまな人の価値観に触れることができる、リアルSNSみたいで楽しいです。
いろんな忘れ物があって面白いんです。果物のスイカとか、キャリーバックとか、ペットとか(笑)。いろんな人生を覗き見してます。
仕事の拘束時間が長いと、趣味など好きなことに充てる時間は限られませんか?
24時間勤務の翌日休みを活かして、平日のディズニーランドや、カフェ巡り、タヒチアンダンスに行くなどして楽しんでますね。
小学6年生からフラダンスをされているとか。
ちょうど「リロ&スティッチ」が流行っていたときに、高尾山の麓でフラ踊ってる人みて、「私もやりたい!」って。今まで一切習いごとしたくなかった人間が、初めてやりたいことを見つけた、みたいな感じですね。
人前に出るところから美意識が生まれたんですか?
いえ、就職してからですね。食事当番みたいなのがあって、男性の方々も作ってくれるんですよね。で、やっぱ残しちゃだめだなーと思って全部食べるじゃないですか。なんで、働き始めてから10キロ太ったんです(笑)。
で、職場の皆さんって美意識が高くて、キャラ濃い人もいますけど、おしゃれだったりオラオラ系だったり、それこそ美容に興味があって、毎日腹筋してます! みたいな方が多いんです。
一緒に飲みにいく方からふざけて「お前痩せろよー」「筋肉つけろよ!」とかめちゃくちゃ馬鹿にされるんですよ(笑)。絶対みかえしてやるって思って(笑)。
そこから、この1年で12キロ落としたんです! 食べないことが多かったりとか、帰り道で1時間ほど歩いたりとか、暇なときランニングしてみたりとか、いろいろやりました。駅で暇なときにダンベル持ってみたりもして(笑)。
体重を落とすために、自分でできることはやったつもりでしたが、やっぱりそこで落ちないのが、顎周りとお腹周りだったんです。
痩せても落ちない部位、ありますよね……。
写真を撮るとき、二十顎になるので、もともと顎周りは気になっていて……。この前、3年ぶりに開催された野外イベントでフラを踊ったんです。いっちょまえに前の方へ出て踊るときにやっぱり写真撮られるんですよね(苦笑)。
エステだと、通わなくなると戻ってしまうと聞いたので、ポンって短期間で効果あるやつをやったほうが良いのかなって。だったら、脂肪吸引って思うんですけど、外科的で大がかりな印象があって、そこまでは怖くて。でも、なんかやりたいなと思ったときに、ちょうどクルスカ(クールスカルプティング)の広告を見て、「お、いいじゃん!」みたいな。
クールスカルプティングを受けたんですね。実際に受けてみてどうでしたか?
2年前に顎を初めて受けて、そのあともう一度。2022年の夏にはタヒチアンダンスで見えてしまうお腹を1回しました。カウンセリングから入って、部位を見てもらって、私に合ったエリアを提案してくれる感じでした。
施術自体は、「冷たいなー」くらいから、どんどん麻痺してくるんです。で、感覚がなくなって、45分間ほどそのまま身動き取れないんですけど、徐々に自分の体温に戻ってくるじゃないですか。やっぱりすっごい痛い(笑)。ちょっと触らせてもらったんですけど、自分の肌がシャーベット状になるんですよ。シャリシャリするんです。それを揉まれてほぐされるんです(笑)。じんじん、ひりひりでしたけど、耐えれる痛さではありました。おなかに関してはちょっと青くなりましたけど、1回で無くなったなって感じはしています。個人差あるみたいですが、2カ月くらいかけて排出されるので、徐々にって感じでしたね。
施術前後で変化はありましたか?
やっぱり、気持ちの変化は大きかったですね。気になってた部分が少しでも解消されると、うきうきしたりとか、写真撮っても楽しくなったりとか。周りからも言われたりすると、自分の自信にもつながるなって。もともと丸顔なんで、「あ、細くなったね」って言われると嬉しいです。
ここのほっぺの肉は生まれたときからあって、「頬の肉をなくしたいんです」ってカウンセリングで相談したんですけど「年取ったらなくなる場所で、今ここを減らすと、将来的に老けて見える可能性がある」とデメリットも教えてくれました。なんで、一先ずそのままです(笑)
美容医療にお金を使う抵抗はありましたか?
初めはやっぱりどんなものかなと思いましたけど、1回でも経験すると、やっぱり次々ってなっちゃいますね。抵抗はなくなりました。
まだ気になるので、もう1回やりたいと思ってるんですけど、やると止まんなくなっちゃうんで、最近はジムに通い始めました(笑)。トレーニングやダイエットの範囲で落ちなかったら、もう一回やってみようかな、っていうラフな感じです。
医学的根拠のある安心感に対して、お金を払っている感覚はあるかもしれませんね。
周囲のみなさんとも美容について話しますか?
話しますね。ひげ濃いなって方もいるんで、「脱毛言ったほうがいいですよ」とか。「奥さんがシミがあって悩んでるんだよね~」っていう方には、「私の母親もシミ取りに行きましたけど、いい感じらしいですよ~」って。
意見交換されるんですね。
それこそ、職場に美意識が高い方がいるので聞くんです。女性ホルモン注射をしたり、プラセンタを受けに行ったりとかしてるみたいで。50代なのに私よりも肌綺麗なんですよ! なので、逆に教えてもらったりしてますね。
ちなみに、最近白玉注射を受けたんです。点滴みたいな感じなので、やってみようかなって。結果、お肌すべすべになりました! おすすめです(笑)
平野さんのマイルールってありますか?
“やむ負えないことがある限り休まない”ですね! あとは、“なにがあっても笑顔でいよう”って思ってます。お客さんともこんな(フラットな)感じで話しちゃうんで(笑)。同期や先輩後輩問わず、気軽に話しかけてほしい存在でいたいんですよね。なので、フレンドリーに話すように心がけてます。
とりあえず、やりたいことは今やろーって、まあどうにでもなるかなって深く考えないようにしてるんです(笑)。周りからは、なんにも考えてないように思われてますが(笑)。
美容医療の施術を受けようか迷ってる方がいるなら……。
「考えてても始まらないんで、相談しちゃったほうが早いなって」