世界的に活躍するコスプレイヤー麗華が選んだ美容医療

2023.03.01
麗華
取材・文:平川 恵
撮影:小川 遼
麗華 フォトRF、クマ取り、リッチフェイス、トーニングレーザー、ハイフ。
コロナ禍を機に、それまで7年間本業としてきたコスプレを副業にシフト。現在は、広告代理店に勤務しながら、休みの日を利用してコスプレイベントなどに参加している。
趣味は、海外旅行と国内温泉旅行。2022年だけでも、海外はサウジアラビア、マレーシア、ベトナム、アメリカ、ドイツに出かけたという。あまり人が行かない、珍しい場所を旅するのが好き。インスタのフォロワーは21万人超(2023年2月現在)。
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世界的なコスプレイヤーとして、その名を広く知られている麗華さん。アニメやゲームのキャラクターが存在する二次元の世界と、現実世界の三次元をつなぐコスプレイヤーにとって、美容医療はどのようなメリットをもたらすのだろうか? 長きにわたりコスプレに取り組んできた麗華さんが、美容医療を取り入れた理由についてお話を伺った。
コスプレイヤー麗華ポートレート キャップをかぶる

日本のポップカルチャーを海外に伝えるクールジャパン戦略があるように、もはやアニメやマンガは日本を代表するカルチャーコンテンツだ。コミックマーケットのような大きなイベントはもとより、週末ともなれば全国各所でアニメ、マンガといった二次元カルチャーを対象にしたイベントが開かれている。

そんなイベントで華を添えているのが、思い思いのマンガやアニメ、ゲームなどのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちだ。二次元の作品から抜け出し、三次元の世界に降臨した錯覚すら覚える姿に多くの人は魅了される。麗華さんは、女性でありながら男性のコスプレを中心に活躍することで知られる著名なコスプレイヤーだ。

新選組の羽織から始まった 、コスプレの世界

麗華さんのコスプレ歴は約26年。今でこそ世界的に有名なコスプレイヤーでクオリティも群を抜いているが、趣味として始めたコスプレは素朴なものだった。

コスプレイヤー麗華インタビュー

「育ったのは田舎の町です。中学生のとき、友達に誘われて地元で開かれた100人規模の小さなオタクイベントに参加したときに、初めてコスプレを目にしました。2回ほど参加し、3回目に行くときは、何か衣装を着て行ってみようかなと思って、ベタなんですけど修学旅行のときにお小遣いで買った新選組の羽織を着て参加したんです。それが私の初コスプレでした。更衣室から会場に出るまではちょっと恥ずかしくて、30分ぐらい友達と“どうしよう~、どうしよう~”ってドキドキしていましたね」

幼い頃からテレビをつければ、『ドラゴンボール』などのアニメが放映されており、自然な流れでアニメやマンガに親しむようになる。クリエイティブなことが好きだったこともあり、高校時代は美術部に所属。アニメや漫画に日常的に触れるなか、次第にコスプレに傾倒し、自身の世界を紡いでいく。

服飾系の学校へ通い、コスプレを極めた。徹底したこだわりで「男性キャラクター」を演じる理由

女性である麗華さんが扮するのは、主に男性のキャラクターだ。なぜ、性別を超えて男性を選んだのだろうか。

コスプレイヤー麗華ポートレート写真縦

「コスプレを始めた当初は、今とは違って自分で衣装を作るしかない時代。自分が作りたい服を突き詰めると、自然に男の子のキャラクターに目がいくようになりました。それに女性である自分が女性のコスプレをすると、仮装っぽく見えちゃうんですよね。性別が異なるキャラクターを演じる瞬間は非日常的でもあるし、そのほうがコスプレをしている気分になれます」

そしてそれは「少し宝塚的」でもある、と麗華さんは笑う。女性の理想とする男性の姿がそこにはある。熱狂的な女性ファンが多いのも納得だ。

コスプレの世界観を盛り上げているのが、細部までこだわり抜いたクオリティの高い衣装だ。麗華さんは作り方を独学で勉強。コスプレの趣味を極めるためにも高校卒業後は服飾系の学校へ進学を決めるが、もともとの技術力の高さから“飛び級“で入学。学校に通い、服飾の技術に磨きをかけた。

コスプレイヤー麗華制作中の衣装
制作中のコスプレ衣装

「自分がやりたいことについては、“極める”まではいかなくとも、できないことはない、ぐらいにはしたいんです」

学校を卒業してからは、企業のデザイナーとして就職。しかし、保守的なデザインを好む会社だったため、自身が好きなように衣装を作ることができるコスプレをプライべートで楽しんでいた。それはやがて多くの人の目に留まることとなる。

麗華オリジナルキャラクターのコスプレ画像
麗華オリジナルキャラクターのコスプレ

もちろん、こだわりは衣装だけではない。メイクからロケ地、表情やポーズ、写真撮影まで突出したクオリティは見る者を飽きさせない。

露出の少ない男性キャラだからこそ、「美肌」にこだわった

二次元から三次元に引き上げるハードルは高い。再現度をより高めるためにプロのコスプレイヤーはさまざまな技法を取り入れる。例えば、切れ長のキリッとした涼しげなまなざしをつくるなら、こめかみをテーピングで引き上げたり、女性らしい丸みのあるボディラインを隠すなら、さらしやコルセットを巻いたり……といった具合だ。

麗華さんは、好きな作品に出合い、お気に入りのキャラクターが見つかり、作りたい衣装が決まると一直線。キャラクターに近づけるために徹底的に細部までこだわる。美容医療も、理想のキャラに近づく手段のひとつだ。二次元のキャラクターに寄せるため、顔のフォトRF(肌のハリやキメを整える美肌治療法)など、肌の質感を整える施術を取り入れている。

「男性キャラは女性キャラと違って、露出が極端に少ないんです。肌を見せるのは、首から上と手くらい。それをより絵のような二次元の雰囲気に近づけるにはどうしたらいいか突き詰めた答えが、美肌に関する施術でした。肌のアラはある程度メイクで隠せるし、写真だったら加工で調整もできます」

コスプレイヤー麗華ポートレート画像 ソファ前にて

「ですが、リアルイベントだとそれは難しい。観客と近づいたときに、“写真より肌が汚い人”と思われたくないと思って、海外へ行き始めた10年くらい前から肌を絵のようにキレイ見せるために、フォトRFやトーニングレーザーでシミを薄くしました。ドクターに”将来的にくまが濃くなるかもしれないから、薄くしておく?”って勧められて、くま取りの施術も。今もリッチフェイスやハイフなどを受けに、メンテナンスを兼ねて月に1回くらいの頻度で定期的に美容クリニックに通っています」

本業としてコスプレイヤーを卒業した「これから」

麗華さんの著名なコスプレイヤーとして、これまで多くのイベントに出演してきた。そのオファーは、日本のポップカルチャーに触れたい海外からも少なくなかったという。自分が行きたかった海外からのオファーが増え、会社員の仕事と両立が困難になったこともあり、プロに転向。7年間コスプレだけで生活してきた。しかし、近年コロナ禍の影響でイベントが軒並み中止になったことも影響し、2020年プロとしての活動を休止。現在は、代理店に勤務し、休日に副業としてコスプレを楽しんでいる。

振り返ると、新選組のコスプレを始めてから現在まで約26年。およそ四半世紀にわたってコスプレをしてきた。

コスプレイヤー麗華インタビュー中

「思い返して26年……。それこそ手探りで続けてきました。今はプロを卒業したのでコスプレは生きていく手段ではなくなりましたが、これまでコスプレを通して多くの人と出会い、誰かと一緒に表現をする経験は、私という人間を語るうえで欠かせないものになっています。最近はコロナ禍も落ち着き、イベントのお誘いも増えてきましたが、今後は本業の会社員とバランスを取りながら、副業としてコスプレを続けていきたいと考えています」

現在となっては広く認知されているコスプレだが、これほどまでにメジャーなカルチャーになったのは、ひとつの文化に押し上げようと海外まで足を運び、尽力してきた麗華さんの功績も大きい。麗華さんが世界的に有名なコスプレイヤーになったのはSNSでの発信力の高さもあるが、それ以上にイベントでは率先して場を盛り上げ、MCなどを担当してきた、しなやかなコミュニケーション力を持ち合わせている点にあるといえるだろう。

本業の点からも、副業の点からも、麗華さんはこれからもさまざまな形で、私たちに夢を届けてくれるに違いない。

コスプレイヤー麗華ポートレート横画像
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