舞台で培ってきた度胸と、磨いてきた美意識を胸に、新たな表現のステージへ
継続こそ力なり。今井さんが表現者として目覚めるまで
転機1 少女歌劇団への加入で独創性や表現力を磨く
小さい頃は絵を描いてばかりで、将来の夢は画家になりたいと言っていたくらい、表現をすることが好きな子どもでした。
小学5年生のとき、父が大阪・堺に設立される少女歌劇団の1期生メンバー募集ポスターをきっかけに、父に勧められてオーディションを受けたところ、無事合格。私は一期生として入団することになりました。
少女歌劇団では、歌唱やジャズダンス、バレエや演技などのレッスンが定期的にありました。
最初は、好奇心からクラブ活動のような気持ちで始めたレッスンですが、舞台に立つうちに次第にエンタメ業界に興味を持つようになっていったのです。

転機2 小学生から舞台メイクをし始めるも、日常のメイクは大学生から
小学生の頃から舞台に立っていたので、メイクの経験は早かったです。ただ宝塚風のような舞台メイクばかりですが。
メイクに興味を持ち始めたのは中学1年の頃から。年齢が上がるにつれ、SNSなどで知ったメイクを少しずつ取り入れるようになりました。
ただ、中学時代の私の興味は美容より食。食べ盛りだったので、よく食べていました。
日常のメイクを本格的に始めたのは大学生になってからです。
転機3 フジコーズへ加入。カメラへの映り方を模索
大学生になって、「FRESH CAMPUS CONTEST(通称:フレキャン)」に出場したことがきっかけで、
テレビ番組『オールナイトフジコ』の「フジコーズ」のメンバーとしてテレビに出演することになりました。
フジテレビの深夜バラエティ番組というワードに惹かれて、「これはチャレンジするしかない!」と思いました。
これまで経験してきた舞台とテレビでは、見せ方がまるで違います。
テレビでは、目の前にあるのはカメラ。舞台のようにお客さんの顔が見えません。
急にカメラに顔を抜かれることもあるので、舞台とは違う緊張感があります。
カメラに映る限られた時間の中で、自分をどう見せるかを常に意識していました。
もともと「なるようになれ!」という気持ちで飛び込める度胸のある性格だったので、チャレンジ企画でも率先して手を上げたり、無茶ぶりにも応えていました。

今井さん流、シミのないスッキリ小顔への道
「フジコーズメンバーの知恵袋」でコンプレックスを一掃
フジコーズのメンバーは美意識の高い子が多く、美容の知識はみんなが頼りでした。
メイクだけでなく美容医療にも詳しい子もいて、「この施術はいいよ」といったクチコミから相場まで、いろいろ教えてくれました。
丸顔がずっと気になっていた私が、昨年の3月にトライしたのが、エラボトックスです。
ボトックスは2カ月くらいで効果が出始め、友達からも「痩せた?」と聞かれるほど。やってよかったな、って思いました。
そのあとチャレンジしたのがシミ取りです。私が通っていた小学校では毎年、臨海合宿があったこともあり、夏は日焼けが避けられませんでした。
大学生になってから、シミが気になるようになり、学生にも手が出しやすい価格だったのでレーザーの施術を受けました。
シミがないと素肌の印象が変わりますよね。
美容医療は自分のコンプレックスをなくすためチャレンジできるのが一番の魅力。
おかげで写真を撮られることも恐れず、自信を持って活動できるようになりました。
むくみに注意!イベント前日は食べ物に気を付ける
フレキャンのフィナーレは表彰式で締めくくるのですが、私はその大事な最終日の前日にスイーツをたくさん食べてしまって……。
翌日は顔も目も腫れた最悪のコンディションでした。私を応援してくださったファンの方に直接会う機会になんてことを……!
この経験は、美容への意識を改めるきっかけとなりました。
そのとき学んだのは、「大切なイベントの前日には、コンディションを整えないといけない」ということ。
それがきっかけで、もっと美容に気を配ろう、と思い始めました。
以来、大事なことがある日の前夜は、顔のむくみ防止に「キレートレモン」を飲んだり、菓子パンのようなジャンクなものを食べないようにしています。
美意識が高いフジコーズのメンバーと過ごしたことも刺激になりました。
本番前、メンバーは控室に置いてあるお弁当に手をつけようとしないんです。
食べることが大好きな私にとっては、ちょっと驚きでした。そんな影響もあり、食べる量は人並みになりました。
ホットビューラーでまつ毛をまとめる
まつ毛パーマをかけています。でも、まつ毛パーマって1カ月ぐらいすると、バラバラになってくるのが難点。
ピンセットで整えてからホットビューラーでまとめると、いい感じの束感のあるまつ毛になっておすすめです。

日焼け止めは使い分け。紫外線から全身を守る
朝起きたら、洗顔料はつけずに顔を洗います。これは洗顔料で過剰に洗いすぎるのはよくない、とSNSで知ったから。
そのあとは「ダルバ ホワイトトリュフファーストスプレーセラム」の化粧水やRMKの「モイストチャージクーリングジェル」を使用しています。
肌の温度が下がってメイクのりが良くなるのが特徴で、プッシュ式で使いやすいところもお気に入りです。
特に乳液はプッシュ式なので使い勝手がいいし、さらっと肌によくなじんでメイクのりがよくなるところがお気に入りです。
さらにこだわっているのが日焼け止めです。自分で買ったもののほかに、ファンの方にいただいたものも愛用しています。
顔には美容液成分を配合した「コスメデコルテ AQ アブソリュート UV プロテクション ブライトニング&リンクル」を。
首には香りがいい「ジルスチュアート エブリデイブライト UVプロテクター ホワイトフローラル」を塗っています。
さらに外出時には塗り直しが手軽な「石澤研究所 紫外線予報 メイクを守るUVスプレーM」や、携帯しやすい「フォーデイズ ムーサ イオ UV プロテクター 50」で紫外線からボディを守ります。
朝2分のマッサージでむくみ対策
顔がむくみやすいのが悩みです。だから、朝のメイク前は、リンパ液を流すためにマッサージ。
乳液を塗って滑りをよくしたら指を使って円を描くように耳の下あたりをマッサージしたり、フェイスラインに沿ってさすったりしています。
2分間程度ですが、朝やるのとやらないのでは、顔周りのスッキリ感が違います。
ボトックスを受けてせっかく顔周りがシュッとしたので、咬筋を使う硬い食べ物は、あまり食べないようになりました。
もし、次に美容医療をするなら、顔周りを引き締める「インモード」を試してみたいです。

ひとりの時間は内面をスッキリさせる時間
1人で過ごす時間も大事にしています。でも、私の場合「1人になりたい」というよりは、「1人でも行動したい」タイプ。
大阪・関西万博も夏のパスポートを購入して、友達だけでなく1人でも回っています。
「青春18きっぷ」で1人旅をしたり、福岡までラーメンを食べに行ったりしたことも。
自分がやりたいと思ったことは、1人でも実行するタイプです。
友達といる時間も好きですが、自分を見つめ直す1人の時間も同じくらい好きです。
舞台やテレビで培ってきた表現力を武器に、新たな世界に挑戦したい
小学5年生から、卒団となる高校3年生まで少女歌劇団を続けてきたことは、自分の「芯」になっています。
ミュージカルなどのお芝居で舞台に立ち、カーテンコールでお客様に大きな拍手をいただけると「ああ、私は表現することが好きなんだな」と実感します。
さまざまな役柄を経験し、時には思うようにいかないこともあり、途中でやめたくなる思いをいくつもしてきました。
しかし、その経験はすべて自分が成長するための糧。
「次に進もう」と思える、私の原動力です。
大学卒業後は、これまでの経験を活かし、自分が好きな表現の活動を続けていきたいです。
今井さんの推しコスメTOP3
今井さんが今使っている美容アイテムのなかで特におすすめだという3つを紹介してもらった

(1)クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn
伸びがよく、ファンデの下地に仕込むと崩れにくくなります。ステージメイクやテレビに出るときの「ここ一番!」ってときは、これを使うって決めています。
(2) キャンメイク クリーミータッチライナー クラウディーグレー
まつ毛のキワにアイラインを引きますが、これが一番使いやすいです。グレーで自然な感じに仕上がります
(3) ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット004
ピンクはチークに、白はハイライトになどマルチに使えます。粒子が細かく、肌に自然な輝きとツヤをプラスできます。
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