Interview

視聴者の心を震わせられるように。自信と言葉を紡いでいく

2025.08.25
永井玲衣
取材・文:岡本のぞみ(verb)
永井玲衣 早稲田大学 政経学部政治学科 3年
MBTI:ESFJ(領事館)
服装:カジュアル、ストリート、シンプル系
施術経験:ハイドロピーリング
小学校4年の頃からアナウンサーを志してきた永井玲衣さん。高校3年間はカナダに留学し、多様なジェンダーを受け入れている社会を経験したそうです。そんな価値観も伝えられるアナウンサーになりたいと、就活に挑む永井さんにとっての美容や美容医療はどんな存在か、話を聞きました。

留学を経験して、本気でアナウンサーを目指すまで

転機1:小4で見た食レポでアナウンサーに興味を持つ

小学校4年生のとき、病欠で学校を休んでいた日にお昼の番組を見ていたら、アナウンサーがとてもおいしそうにごはんを食べて、その感想を伝える食レポをしていたんです。

それを見て、ちょっと元気になれました。そのときに初めてアナウンサーという仕事を知りました。

その場所の楽しさや魅力を伝えるのは素敵な仕事だなと思い、興味を持ったのをきっかけにアナウンサーになりたいと思いました。

永井玲衣

転機2:留学先のカナダで多様な価値観を知る

中学生になると授業で貧困や環境問題を学ぶ機会があって、社会課題を解決できるような仕事もいいなと思っていました。

そこで広い世界を知りたいと思い、高校はカナダに留学。

カナダに行ってみると同級生たちは自由に自分のことを決めていて、例えば親友の女の子は同性が恋愛対象でした。

同性愛者に対して日本ではどちらかと言うと過剰に反応して身構えがちですが、向こうではそれが当たり前。

だから私も彼女を理解したり、「これが正常」という意識をなくして多様な価値観を持とうと思うようになりました。

ちなみにこの頃は、欧米の強い女性に憧れがあって強めのアイラインを引いたメイクを楽しんでいました。

転機3:バスケの昇格をかけたレポートで使命感が芽生えた

大学入学時はアナウンサーが念頭にあったので、政治が学べる早稲田の政経学部に進学しました。

アナウンサーを目指すなら1年のうちからスキルを磨きたいと逆算して、キャスター事務所の大学生部門「セントフォーススプラウト」に所属。

在学中からキャスターの経験を積んでいます。

転機になったのはバスケットのBリーグの昇格をかけた試合のレポートをしたときでした。

勝って昇格が決まったとき、その選手やサポーターの熱気をこの場にいる自分が伝えなきゃいけないと使命感が湧いて、本気でアナウンサーを志すようになりました。

いまは、テレビ局を中心に就職活動中です。

永井玲衣
バスケットのリポートをしている永井さん

アナウンサーを目指す永井さんの美容ルール

自分のキャラクターに合わせた“引き算メイク”を習得

姉の影響もあって中学時代からスキンケア好き。

カナダの高校時代は濃いアイラインが定番でした。大学に入ってテレビに出させてもらうようになって自分の顔を見ると、濃いメイクが浮いていることに気づきました。

いまは、元気なキャラクターと思ってもらえるような、引き算メイクを実践中。

日々、どこを引き算したらパーツが引き立つかを考えてメイクしています。

毛穴洗浄で「隠す」から「見せたくなる」肌に

大学2年で初めて毛穴洗浄(ハイドロピーリング)の美容医療を経験しました。

小鼻周りはメイクでカバーしていて、そこがパッと明るくなるというクチコミを見て、興味を持ったのがきっかけです。以来、定期的に毛穴洗浄しています。

私にとって美容医療は美意識を上げるためのもの。

美容医療で自信が持てると、髪で顔を隠さなくなったり、表情も明るくなるはずです。次はハーブピーリングも試してみたいと思っています。

Xで美容医療の「レポ」を検索してメリ・デメを見きわめ

美容医療を受けるときは、Xで良い面・悪い面の両方を見て判断しています。

Xでは「毛穴洗浄 レポ」などと施術名にレポを付けて検索すると、いろいろな人がリアルなレポートをしてくれています。

マイナスなポイントがあっても、自分の肌質的に問題なさそうならOK。最後は自分にとってどうかを考えて決めています。

永井玲衣

外食が多くなりがちなときは、タンパク質を補う

高校でカナダに留学していたとき、水質が合わなくて肌が荒れていました。

そのときに口に入れるものの大切さを痛感して以降、バランスの良い食事を大切にしています。

学食とかで外食が続くと、どうしてもカレーライスなど脂っこい炭水化物が中心になりがち。

そういうときはコンビニのサラダチキンや卵をプラスしてタンパク質を補っています。

味も好みなので、間食もお菓子ではなく、サラダチキンを食べるようにしています。

むくみ対策は手の形がカギ

顔がむくみやすかったのですが、湯船につかるようになってからは、朝起きてもむくまなくなりました。

手をカギの形にしてフェイスラインやあごのラインに沿ってマッサージしていくのもおすすめです。

マッサージ巡りが趣味。おすすめは台湾マッサージ

マッサージ屋さん巡りが趣味で、家族で旅行に行ったときは全員で行ったりしています。

おすすめは新宿にある「舒爽館(スーソウカン)」。

台湾マッサージのお店で、全身だけでなく、足裏マッサージや漢方マッサージ、カッサマッサージなどもできます。

言葉で人々の意識を変えられるアナウンサーを目指して

将来、アナウンサーになったらいち早く情報を的確に伝えられるようにしたいと、防災士の資格を取りました。

防災士とは、平常時や災害時に防災の意識や対策を具体的に啓蒙していくための資格です。

もし災害の現場に駆けつけたときに、一人の人間としても対処できるように取得しました。

永井玲衣

普段、テレビを観るときも自分ならどう伝えるのかを意識しています。

たとえば、天気予報を観ているときも、ただ「晴れている」ではなくて、アナウンサーがどんな言葉を使っているのかを聞いてメモするようにしています。

どんなときでも現地の情景が浮かぶようにしたいので、語句を増やすことも大切です。

将来は、言葉で意識を変えられるようなアナウンサーになるのが目標です。

普段は台本があってそれを読むことがメインになってきますが、現場に出てレポートをするときはその場で対応が求められることもあります。

そんなときに視聴者の方をハッとさせて意識を変えられるのが理想です。

自分の目にした情景に対して、いかに端的に視聴者へドンと来るような言葉を選べるかがカギ。

その人の心を揺さぶって、社会に対して何かもたらしたいと思ってくれるきっかけになりたいと思っています。

いまはアナウンススクールに通いながら、いろいろなテレビ番組を観て、どんなことにも興味を持って調べるようにしています。

自分の目指すアナウンサー像に少しでも近づけるようにがんばりたいと思います。

永井さんが選ぶ3つの推しコスメ

永井さんが普段使っている美容コスメのなかで、3つおすすめを紹介してもらいました。

永井玲衣

(1)ディアダリア ペタルドロップ リキッドブラッシャー ドリーミー
こちらのチークはパウダーではなくリキッドタイプ。肌なじみの良いツヤ感が出て、今流行りの自然な血色感が出るところがおすすめです。色展開も多くて、どちらかといえば薄付きの色みを選ぶと、しっくり来ると思います。

(2)SHISEIDOコンシーラーブラシ
目の下のクマはコンシーラーを塗って明るく見せています。そのときにコンシーラーブラシを使うと自然になじんで、ひと塗りで自然に隠してくれます。

(3)キャンメイク ミックスアイブロウ 02
アイブロウですが、眉だけでなくノーズシャドウや涙袋、シェーディングにも使える万能シャドウとして使っています。色が3色のグラデーションになっているので、自然な陰影がつくれます。

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