Interview

アトピー肌で人見知り。だからこそ上を目指せた

2025.09.16
西平 芽生
取材・文:マキ パッソローネ
西平 芽生 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 3年
MBTI:ENFP(広報運動家)
服装:カジュアル, ストリート, きれいめ, 古着系
経験施術:クマ取り
幼い頃から人見知りな性格で、アトピー肌の傾向があり、そのコンプレックスに今も向き合っているという西平さん。

大学3年生のとき、「変わりたい」という強い気持ちでミスコン出場と被写体モデルの仕事に挑戦し、美容や努力を重ねて自信をつけました。

その結果、ミスコンではファイナリストとなり、モデルの仕事も楽しく続けています。

彼女の美しさのモチベーションや日々のルーティーンを教えていただきました。

姉にくっついていた女の子が、人見知りを克服するまで

転機1:身体が弱く人見知り。でもアナウンサーになりたかった幼少期

幼少期からアトピーや喘息があり、身体の弱い子でした。

アトピーの症状は顔や首にも出ていたのでずっとコンプレックスで、いつも長袖長ズボンで過ごしていました。

性格は人見知り。姉が2人いるのですが、姉たちとくっついて歩くことが多く、対人関係はどちらかというと苦手。

でも、親の前では音読の宿題をするのが大好きで、声に出して文章を読むことで「伝わる楽しさ」を自然に感じていました。

その経験から、人に分かりやすく伝えることに興味を持つようになり、密かにアナウンサーになりたいという夢を持っていました。

西平 芽生
@y_portrait_shot さん(Instagram)撮影

転機2:中学時代、友達や姉の影響でメイクやスキンケアに目覚める

中学で周りの友達がメイクをし始め、美容に関心がある姉たちの影響もあって、「アトピーを治してきれいになりたい」という気持ちが強くなりました。

化粧品、パックなどいろいろ試したものの、自分に合うものが見つからず、ニキビなどのトラブルがあるとすぐ皮膚科に行くようになりました。

転機3:アナウンサーになる夢を思い出し、第一歩としてミスコンに出場

大学に入り、美意識の高い友達に刺激を受けて、アトピーを治したいという気持ちがさらに強まりました。

自分の夢を考えたときに、アナウンサーになりたかっとことを思い出して、そのための第一歩として3年生のはじめの頃にミスコン出場を決めました。

同時に被写体モデルもスタート。

あえて人前に出る機会を増やすことで、人見知りな性格や肌のコンプレックスを克服しようと思いました。

意図したとおり、そういう環境に身を置いたことで、アトピー治療にも力が入り、前よりも良くなりました。

人見知りもほとんど克服できたと思います。

西平 芽生
@y_portrait_shot さん(Instagram)撮影

アトピー持ち・西平さんの美容法

日々のUVケアで高校までの真っ黒肌を美白に

沖縄では車移動が基本。日傘を差す人はほとんどいなかったんです。

私も例外ではなく、高校生までUVケアをしていなかったので肌は真っ黒。

大学入学を機に京都へ引っ越してきてから、周りの影響を受けて日焼け止めや日傘を使うようになりました。

コンビニなど少しでも外出するときはもちろん、紫外線が強いと感じる日は冬でも意識して使用しています。

特に撮影や人前に立つ機会のある日は欠かさずにUVケアをしています。

本格的に365日UVケアを意識するようになってから、半年〜1年ほどで「少し透明感が出てきた」と感じるようになりました。

日焼け止めは赤ちゃんでも使える、&beの「 UVミルク」を愛用しています。

紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方で、私のようにアトピー持ちや敏感肌の人におすすめです。

エステで美白効果のあるピーリングを試してみたこともあります。

そのときは肌のざらつきや赤みが落ち着き、トーンが明るくなる感覚がありました。

即効性は感じますが、効果の持続は数日から1週間程度。やはり日々のケアが大事ですね。

“低刺激”を念頭に肌を保護

アトピー肌は刺激が大敵なので、いつも「低刺激」を一番念頭に置いています。

普段はメイクを控え、日中は帽子やマスクで肌を保護しています。

顔パックも刺激になってしまうので、毎日はできません。肌の調子が良いときだけ、よりきれいにする目的で使用しています。

使っているのは「トリデン ダイブインマスク」。高保湿で低刺激です。

スキンケア周りももちろん低刺激なものばかり。

無印のマイルドクレンジングジェル、NOVの化粧水と乳液を使っています。

洗顔はカネボウの「コンフォート ストレッチィウォッシュ」。低刺激で敏感肌でも使いやすいです。

洗顔後もつっぱり感がなく、しっとりするのにベタつきません。さらに、ほんのりとした香りも心地よく感じています。

そしてアヌアの「桃70% ナイアシンセラム」の美容液も使っています。

憧れのインフルエンサー・えみ姉さんとのコラボをきっかけに使い始めました。実際に使ってみると肌にも合い、今では日常的に取り入れています。

半身浴はほぼ毎日。好きでやっていることですが、結果的に血の巡りがよくなったり、代謝が上がるので美容にも良い習慣になっています。

30分~2時間程度お湯に浸かってYouTubeを見ながら、自分のリール動画のネタを考えたりしています。

西平 芽生
@1koro7 さん(Instagram)撮影

生まれつきのクマを除去して写真移りと気分を爆上げ

表に出るし、これを機に自分のコンプレックスを卒業したいという思いでミスコンに出る前に施術を受けました。

生活習慣や加齢が原因ではなく、生まれつきある私のクマのタイプだったので、

下瞼から器具を入れて脂肪を除去し、そこにヒアルロン酸を入れるという方法でした。

施術後は1週間ほど目の下が結構腫れましたが、マスクで隠せたので問題なかったです。

親には相談せずに受けいて、いまだに気づいていません(笑)。

友達にも気づかれなくて、写真を見せて初めて「ほんとにすっきりしたね!」と驚かれる感じでした。

でも自分の中ではすごい変化があって、写真を撮られる際に自信がつきました。

「人生でやってよかったことベスト3」くらいのインパクトです。

今は被写体モデルの子たちがよくやっている「M字リップ」に興味があります。

美容もマインドもお手本は「エミ姉さん」

美容や生き方のお手本にしているのは「エミ姉さん」のインスタアカウントです。

壮絶な生い立ちやコンプレックスを乗り越えて、年齢を重ねるごとに美しさが増しているところが素敵。

芯が強くなにごとも「とりあえずやってみる」精神にも共感するし、憧れます。

“そうせざるを得ない環境”が成長のチャンスをくれた

ミスコンへの出場はこれまでの私の人生からしたら考えられないことでしたが「これを機に変わりたい」と思い、友達も応援してくれて、思い切って出ることにしたんです。

もし人見知りが原因でやりたいことができないのなら、自信をつけることが一番大切だと思います。

そのためには、これまで挑戦できなかったことにあえて取り組んだり、自分磨きをしたりするのが効果的です。

時には、そうせざるを得ない環境に自分を置くことも必要かもしれません。

ミスコン活動の初期は、ライブ配信やSNS投稿を頑張りましたが、なかなかしゃべれなくて悩みました。

毎回配信が終わった後には一人で反省会をして、「歌を歌ったら盛り上がるかな」とか「時間帯を変えてみよう」とか研究したりもしていました。

別の出場者の配信も参考にさせてもらいながら、話題の作り方や話の盛り上げ方も工夫しましたね。

審査が進むにつれて自信も出てきて、積極的になれたと思います。

西平 芽生
@1koro7 さん(Instagram)撮影

今は中国語検定に力を入れていて、既に4級まで取得済み。最上位の6級取得と中国留学も検討中です。

アナウンススクールにも通いましたが、アナウンサーの仕事は自分には合わないと感じ、今は広告・化粧品業界を目指したいと思っています。

これまでのミスコンや被写体活動の経験を生かして、自分にできることをしていきたいです。

西平さんお気に入りコスメTOP3

撮影会などに参加する西平さんのお気に入りコスメTOP3を紹介してもらいました。

西平 芽生

(1)ケイト アイブロウペンシル(オリーブブラウン) 
描きやすく濃くなりすぎず、黒髪にも合う色味です。

(2)ケイト リップモンスター05 
色持ち・発色・保湿力・コスパが良いところがお気に入り。暗めリップ好きな人におすすめです。

(3)セザンヌ パールグロウハイライト01 
被写体活動時にいつも使用。コスパが良く、発色しすぎず写真映えします。

▼西平芽生さんのSNSはこちら
Instagram

横表紙
@totto_151515 さん(Instagram)撮影
縦表紙
@Va&XielgFefuutK (X)さん撮影

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