浮き沈みが激しい人生だったから、身の丈に合った今の暮らしに幸せを感じる
2022.01.31
取材・文:新木千佳 撮影:荒 眞人 撮影場所:代官山
樋口(70)運輸関係事務
今日のファッション
今日はあったかいものを着てきただけ。GAPが一番好きなんですけど、最近GUがおしゃれでハマってて。安いものを組み合わせて、なるべく高く見せるっていうのを趣味にしてます。代官山のあたりを歩いてるとみんなおしゃれだよね。そういうのも参考にしてます。
好きなこと、趣味、仕事について
いつもは横浜をぶらぶらしてるんですけど、代官山どうなってるかな~?と思って来てみました。街歩きしながらお店をチェックして、雑貨屋さん見つけると入ります。インテリア関係の仕事もしていたのでお店のレイアウトを見るのが好きなんです。昔はドンキホーテみたいにごちゃごちゃしたお店が多かったんですよ。今はだいぶ変わったよね、空間を広く使ってる。方向性決めて、メインだけに絞って置いてる。
自分の個性、多様性について
小さい頃は、地域で一番の秀才だなんて言われて、東京の進学校に通ったんです。でもね、地元とこっちじゃレベルが全然違う。ものすごい挫折を若い頃に味わいましたよ。仕事では不動産やってるときに、一人で24億売ったことがあって。バブルの時期だったから無茶苦茶やってたね。仕事終わりに飲み行ってそのままグアム行くとか(笑)。その後、お金で失敗してるんで、人生浮き沈みを繰り返してます……。バブリーなことができたのは、土産話としてはよかったかな。今の人は、味わえないでしょ(笑)。