今まで受けてきたご恩を返していきたい
2022.04.21
取材・文:新木千佳 撮影:小川 遼 撮影場所:原宿
雄狐(100)写真家、古物商、幻空堂のアルバイト
ファッションについて
狐のお面をつくっている幻空堂のスタッフでして、狐面に着物と、いつもこの高下駄を履いています。これで走ることもできますよ。小さい頃から着物が好きで、着物を着て学校に行くこともありました。
好きなこと、趣味、仕事について
写真家になる前は大学院の医学部に通っていました。そのあと、思うところがありまして休学し、学童保育のアルバイトを始めたんです。子どもたちの姿を写真に収めるうちに「これだ!」と思い、写真家を目指しました。子どもってどんなに難しいことでも「できるー!」って言うし、それができなくても「できなかったー!」って、すごく良い笑顔で話すんですよ。これを今の大人たちに伝えたいと思ったんです。写真家以外にも幻空堂のアルバイトなど色々やらせていただいていますが、今はVTuberを始める準備をしてます。
自分の個性、多様性
今まで受けてきたご恩を、周りの方々に返していきたいと思っています。飲食店の家に生まれたので店が忙しく、お客さんや地域の皆さんにも育てていただいた感じです。親の代わりに土日でどこかに連れて行ってもらったり、可愛がってもらいましたね。お店では「ごちそうさまでした。美味しかったよ」という笑顔が心に残っていて、相手のために何かやりたいという気持ちは、この頃から芽生えました。自分を知ってくださった世界中の皆さまに、幸せになってもらいたいです。