「やりたいと思ったその瞬間こそタイミング」元グラビア俥夫の振袖さん
2022.08.04
取材・文:ヨコシマリンコ 撮影:荒 眞人 撮影場所:秋葉原
大沢風琴(22)振袖さん
今日のファッション、美容について
普段から和服と洋服を組み合わせたコーデを楽しんでます。今日の浴衣は、秋田のおばあちゃんが「風琴(かざき)に似合う~!」と買ってきてくれたもの。下は浅草で見つけて一目惚れした、タンゴ用のスカートです。
着物って特別な日に着るイメージがあると思うんですけど、歴史や背景 をちゃんと調べたうえで、自分なりのコーデを楽しんでます。
好きなこと、趣味、仕事について
19歳の頃から浅草で人力車を引いていたんですけど、コロナ禍でお仕事が減ってしまって。いい機会だから改めて浅草のことを学んでみようと思い、出合ったのが“振袖さん”っていうお仕事でした。
浅草振袖の歴史は30年ほど。色んなイベントに出向いたり、地元の方と交流ができたり、毎日楽しいです。浅草の観光事業が大好きだから、勉強しながら、浅草に貢献できたらいいなって思ってます。
自分の個性、多様性について
尊敬している方から「唯一無二」という言葉をいただきました。コロナ前までは、グラビアアイドルと人力車の二足のわらじで“グラビア人力車”を名乗っていて、今は振袖さん。私のお仕事もこういう私服も、誰もが好きだと思ってくれるわけじゃないけど、「私はこれが好き」っていうのを自分でちゃんと認めて、自信を持って活動しています。私だけの「唯一無二」をこれからも極めていけたらなと思います。