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【美容医療トーク】生まれ育った国や環境によって「美意識」や「美容医療の価値」はどう変わる?(後編)

2024.03.21 取材・文:岡本のぞみ(verb) 撮影:森山 越 映像:にしかわりょう(織)、野上夏菜
「美容医療」について、様々な角度から忖度なく話し合うことで、今の美容医療の姿を浮き彫りにしていくドキュメンタリートーク。今回は、日本、中国、スウェーデン、アメリカにルーツを持つ4人が集まって、それぞれが経験した美容医療について対談。各国異なる美意識のもとで育ったアラサー世代が出したグローバル時代の美容医療の正解とは?
プロフ
まだ
トーク会場:ANTIQUE STUDIO UNIKK田町スタジオ

Youはなぜ美容医療を経験した?

――美容医療の施術箇所とその理由を教えてください。

ミドリ:初めての施術は二重でした。左右で目の大きさが違うのがコンプレックスだったので。その後は、いろいろと気になるところが出てきて、頬の脂肪吸引をしたり、ボトックスを打ったり、ヒアルロン酸を入れたりと、顔の施術を年に1、2回やっています。

鼎談企画

すずか:毎日のメイク時間を短縮したくてマイクロブレーディングという眉のアートメイクをやりました。ほうれい線も気になったので、リフトアップ効果を求めてハイフもしました。

ジェイミー:ヒゲ剃り負けがひどくて真っ赤になっていたので、ヒゲの脱毛をしました。僕のスタイルにヒゲは合わないと思ったので完全になくそうと。

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梅花:私は大学2年の頃に二重とシミ取りをやりました。当時の彼氏が最悪で、シミそばかすだらけだと指摘されて……。もうその人とは別れました(笑)。

顔の施術が人気の日本と中国、欧米は真逆?

―――各国で人気の美容施術はありますか? 有名人を参考にしましたか?

梅花:中国では韓国ドラマの影響で水光肌になるためのヒアルロン酸などの注射が流行っています。K-POPも人気で、BLACKPINKのジェニーちゃんみたいに目もとと鼻の先に小さなほくろをつける人もいますよ。

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すずか:マイクロブレーディングはスウェーデンで人気のインフルエンサーがやっていて、実は、影響されて施術しました! 唇フィラーも人気がありますね。アメリカ人のカーディーBやキム・カーダシアンはお尻にボリュームをもたせる手術をしましたが、スウェーデン人はナチュラル志向なので、ジムで鍛える人が多いですね。

ジェイミー:アメリカ人女性は胸よりもお尻のボリューム重視です。でも、肥満大国なので一番多い施術は脂肪吸引です。

ミドリ:日本や中国で顔の施術が人気なのとは反対ですね。そういえば、二重手術は欧米にはないんですよね?

すずか:目の施術をする人はほとんどいません。一重と二重の違いがわからなくて、どういう意味ですか、と聞かれることもあるくらいです。

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ジェイミー:話が戻りますけど、梅花さんの彼の話はひどいね。僕だったら自分のパートナーは絶対に傷づけたくないし、言われたら「は?」と思います。

すずか:本当ですね。私はスウェーデン人の父に「あなたは何も変えなくても素敵だよ」と言われて育ちました。それがスウェーデンらしい育て方です。

ミドリ:いいですね。うちの父も悪気なく「太ったんじゃないか、モテなくなるぞ」とか笑いながら言ってくることがあります。

ジェイミー:アメリカは親世代でそういうのはありましたが、今はBody Positivityのムーブメントが強くて、社会的に言えなくなってきています。

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世界で変わる美容医療のオープンとタブーの境界線

――それぞれの国で美容医療はどこまでがタブーですか?

ミドリ:日本では二重埋没くらいだったらオープンですけど、脂肪吸引や骨を切るような大がかりな施術については、まだ陰口を言われることもあります。日本の芸能人は有名になればなるほど、“神様に選ばれた天然の顔”というブランディングがいまだにありますし。

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梅花:中国の芸能人でそういうのはないかも。人気の俳優で「美容医療をやっている」と言ってる人も多くて、Instagramで「このお医者さん、いいですよ」とオープンに伝えていたりもします。

すずか:スウェーデンではアートメイクや唇フィラーの顔に関する施術はオープンですけど、豊胸手術とか身体に関する施術は冷たい目で見られたりします。

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ジェイミー:アメリカでもカーディBのようにオープンにする人は珍しいです。とはいえ、日本のように神様に選ばれたとは思っていなくて、有名人が施術してるのはわかってるけど、誰も何も言わない、みたいな雰囲気があります。

美容医療を経験した4人が思う、リアルなマイルール

――グローバルな視点で見た、今の時代の美容医療の正解とは何でしょうか?

ジェイミー:アメリカでは男性が脱毛すると、「どうして男らしさをなくすの?」と変な目で見られます。でも日本に来たら、脱毛は普通な感じがして、踏み切ることができました。自信が持てるようになりましたし、施術することを隠していた家族や友達にも、今は言っています。

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ミドリ:自分で選んでやることが大事ですよね。

すずか:スウェーデンで育って学んだのは、自分らしさを大切にすることです。周りがやってるからじゃなくて、興味があってやるという考え方はすごく大事だと思います。

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梅花:スウェーデンの話はかっこいいですね。今まではコンプレックス解消とか男性に言われたからという理由で美容医療をしてましたが、これからは自分を満足させるために選択して、きれいになろうと思います。

ジェイミー:アメリカ人も「自分らしく生きて」と両親に言われて育ちます。美容医療は見た目を自分らしくすることだと思っています。もちろん、みんながきれいな容姿で生まれたらいいけど、それは遺伝であり運命。この時代になったら「変えてどこが悪いんですか」と思います。美容医療の価値は誰でも自信をつけられることだと思っています。

ミドリ:周りに左右されず、自分で選んで自信をつけるのが、今の時代の美容医療の正解ですね!

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取材協力

ミドリ
ミドリ
30歳、日本育ち。美大を卒業後、カメラマンやギャラリー勤務を経て、DJやモデル、陶芸講師として活動。経験施術は二重埋没、肩ボトックス、バッカルファット、プリマリフト、顔の脂肪吸引、顔の脂肪溶解注射、ヒアルロン酸注射、目の下の脱脂。
南 梅花(なん・ばいか)
南 梅花(なん・ばいか)
26歳、中国出身。18歳で来日して以来、日本在住。大学院でMBAの取得を目指し勉強中。経験施術は二重埋没、シミ取り。
市川すずか
市川すずか
32歳、スウェーデン人の父と日本人の母の間に日本で生まれる。12歳から24歳までスウェーデンで育ち、現在は日本在住。ノルウェー国立音楽大学を卒業し、ピアニストとして活動。経験施術は眉のマイクロブレーディング、ハイフ。
ジェイミー
ジェイミー
32歳、アメリカ出身。大学留学を機に来日。インターナショナルスクールの人事スタッフとして働きながら、歌い手としても活動。経験施術はヒゲの医療脱毛。
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