出している方が自分らしく潔い
「おでこ」がもたらす揺らがない美と自信

2023.12.22
リンシャン
取材・文:平川恵
撮影:石田祥平(ブルーリー)
リンシャン 施術経験は、ボトックス(額)、ヒアルロン酸(額・こめかみ・唇)、ハイフ(フェイスライン)。シミや肝斑を薄くするためのYAG レーザー、フォトダブル、レーザートーニング。医療脱毛、ビタミン注射やプラセンタ注射の経験も。趣味はスノボード、映画・韓国歴史ドラマ鑑賞。仕事は看護師。高校生の息子をもつ母でもある。47歳。
看護師のリンシャンさん。小さい頃から気になっていたおでこのシワを美容医療で改善したことで、今は自慢できるパーツになったという。また、美容医療で外側の美を手に入れたことで、インナーケアに気を配る余裕が生まれ、それがアラフィフの彼女にとってもプラスになっているようだ。

子どもの頃からあったおでこのシワが、ボトックスで見事に消えた

「眉を上げるクセのせいで、小さい頃から額にシワがあって……。そのシワが加齢とともに気になり始めたので、お金の余裕が生まれた35歳くらいのときからボトックスを打ち始めました。おかげでシワが目立たなくなりました。美容医療を受けなかったら、もっと深いシワになっていたと思います」

今は数カ月に1度、定期的にボトックスを打っている。そのおかげもあり、おでこはシワがなくなめらかだ。前髪をつくらないワンレングスのヘアスタイルも似合っている。

ONEドキュメンタリー取材リンシャン

「おでこのシワを隠すために1~2度前髪をつくったこともあるんですが、隠すとケアに気を使わなくなるし、ニキビができやすくなるのでやめました。それに自分の広いおでこが好きだし、出しているほうが潔いし、自分らしい。周りにもキレイとほめられますし」

筋肉の動きを抑えるボトックスを打つと能面のような表情になるとウワサされることもあるが、何度も経験をしているリンシャンさんによれば、ボトックスを上手に入れてもらうと表情も自然になめらかに動くという。

「これまでは、自分に自信がないから鏡を見るのが嫌いだったんです。今は逆に鏡をよく見るようになりました。少しシワが目立ってきたら、そろそろクリニックの行きどきかな、と思ったり、とにかく自分をよく観察しています」

マスクから見える部分だけでも、キレイにしておきたい

新型コロナウイルスのパンデミックにより、医療従事者は医療用のN95と呼ばれるマスクを手放せなくなった。密着度が高いマスクのため肌摩擦が起こりやすい。比較的、病床数が多い病院に勤務しているリンシャンさんは、マスク着用により以前からチークラインにあった肝斑が濃くなったという。

ONEドキュメンタリー取材リンシャン

「N95の マスクは、もともとあった肝斑のところに当たっていたんです。ある日、帰宅前にマスクを外したら、肝斑が濃くなっていることに気がつきました」

ボトックスによって鏡を見る機会が増えると同時に、年齢を重ねるごとに増えるシミや肝斑、シワ、たるみなどが気になるようになってきた。

「大きな肌トラブルを抱えたことはないのですが、きっと皮膚が薄いんでしょうね。乾燥しやすくシワができやすい肌質です。アラフィフともなると加齢のシワと相まって、シミやたるみなどいろんなところが気になりだしました」

勤務中マスク着用を求められる仕事だけに、見える部分の目元やおでこの美しさは大事だ。見た目年齢や清潔感、ヘルシーな印象に差がつく。シミ、シワ、肝斑などのエイジングサインをなんとかしたいとき、定期的にボトックスを打つために通う美容クリニックは強い味方だ。

ONEドキュメンタリー取材リンシャン

リンシャンさんは、肌や唇をふっくらさせるヒアルロン酸注射、超音波でフェイスラインを引き上げる「ハイフ」、シミや肝斑をケアするYAGレーザーなどのほか、肌を明るくするホワイトニングなど、肌に関するさまざまな施術をしてきた。そのおかげもあって仕事柄ノーメイクにも関わらず、患者さんにも「お姉さん、肌すごいキレイじゃない?」と言われるらしい。

「シミ取りは30%オフとお得だったので受けました。今はおでこのボトックスを中心にビタミン注射をするくらいですが、美容医療は多分、今後も一生続けていくかな、と思います」

美容医療とインナーケアで揺らがない最強の美を手に入れる

つるんとした美肌と、明るい性格で年齢を感じさせないリンシャンさんだが、これまでに体調不良でいくつか大きな手術を受けてきた。人は、身体のどこかに優れないところが1つでもあると外見や内面に暗い影を落とす。そのことをリンシャンさんは身をもって体験しているのだ。だから、今目指しているのは内側からの身体改革。

ONEドキュメンタリー取材リンシャン

「病気をすると自分に自信がなくなるし、体調が悪いと見た目も顔色も良くないです。体調の変化が始まる35~40歳の頃は、女性にとって沈みがちなとき。心身の調子が悪いときにいくら外側だけを繕っても本当の美しさは出せないと思います。病気が落ち着いた今は、シワやくすみを防ぐ意味からも湯上りのようなバラ色の肌になりたいと思って、タンパク質やビタミン類を適切に摂るようにしています。貧血が改善されると、よりアクティブに動けます」

外側からの美を美容医療で磨き、インナーケアも加えて内側からも美を磨く。外食を控え、野菜不足にならないようにするなど食生活に留意し、定期的に運動をする毎日が、揺らがない本物の美につながることを、自身の病気の経験や看護師の知識を通して知っているのだ。

キレイでいると人間関係でも得をするし、自分に自信もつく

昔から人間観察が好きなリンシャンさん。患者の変化を素早く感じ取らなくてはならない看護師は、いわば天職だろう。自身も看護師という仕事にやりがいを感じているという。以前は企業に勤める会社員だったが、離婚したこともあり、幼い子どもを育てるために看護師を目指したという。

ONEドキュメンタリー取材リンシャン

「看護師免許を取ったのは手に職をつけたいということと、人に誇れるものを持って自分に自信をつけたい思いがありました。美容医療もそれと似ていて、私は自分に自信をつけるためにもキレイ
な肌になりたかったんです。それに、身だしなみをきっちりしていれば相手の対応が変わるし、人間関係で得する部分が多いと思います」

最近、年下の彼と結婚が決まったというリンシャンさん。年齢差はなんと13歳!

「こんな私でも愛されたいなと思いつつ頑張ってきて、最近やっと自分に自信が持てるようになったかな。今、彼は34歳。若いから、自分もできるだけ若くいたいと思いますね。それもあり自分磨きに力を入れています。私が60歳のときに、彼は47歳ですよ。それを考えるとクラクラします。人並以上に頑張らないといけないですよね(笑)」

ONEドキュメンタリー取材リンシャン
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