Documentary

自分を追い込み、攻め続ける元No.1ホストの営業マンが語る「きれいでいること」への本音

2023.03.16
日比野翔悟
取材・文:山西裕美(ヒストリアル)
撮影:荒まこと
日比野翔悟 経験施術は二重埋没、ヒゲ脱毛。
1992年生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、18歳でホスト業界へ。ナンバー1ホストとして横浜の店に6年勤務した後、結婚を機に転職。その後、不動産業界の営業職に。日本人の父とフォリピン人の母を持つハーフ。
マイペースに自分と向き合いつつも、強い競争心を持たねば成り立たない「歩合給制」。不動産業界の営業において、あえて「歩合」にこだわる日比野翔悟さんは、2023年からは新会社でその形態に挑む。人が好きで話を聞くのが好き、そして自分を追い込んで“攻める”のが好きと言う日比野さん。そうなるきっかけとなった前職業、そして自身が思い描く未来について聞いた。

自分の成果が反映される「完全歩合」で勝負したい

タイトなスーツをスタイリッシュに着こなし、“できる営業マン”といった雰囲気を持つ日比野翔悟さん。26歳のときに飛び込んだ不動産業界では、見た目通りに「営業」を担当。同じ不動産業界で転職を果たし、2023年からは新しいスタートを切った。転職の理由は給料の制度にあったと言う。

インタビュー中。日比野さん話し中

「前の会社では『固定給+歩合』という給料形態でした。どうせなら、自分の成果が反映される『完全歩合』でやっていきたいと思って、転職を決意しました」

この時代に「完全歩合」を選ぶのは、覚悟がないとできないこと。不動産営業歴4年で、ここまで自信を持つことができたのには、意外な過去の経験があった。

「実は高校卒業後、6年間、横浜でホストとして働いていたんです。知り合いから『3ヵ月で100万円の給料を補償する』と言われて、当時10代の自分には大金に思えて『やってみよう』と。元々人と話をするのが好きだし、自分で言うのもなんですが“聞き上手”。いろんな人の話を聞くのは楽しいし、自分の売り上げが上がればそれだけ給料も上がった。お恥ずかしいんですが、ずっとナンバー1でやらせていただいていました(笑)。“歩合”という制度は自分に合っていたのかもしれません」

日比野さん雑誌を読んでいる姿

ホストとして働いていた21歳のとき、初めて美容医療を受けた。

「元々は“一重”だったんですが、『二重埋没法』を受けて二重にしました。そんなに大きな理由はなかったのですが二重になって、自分に自信がついたというのは確実にあったと思います」

「お客様にはホストをしていたことを話さないんですよ(笑)。なぜなら……」

24歳で、結婚を機にホストを引退。2年間別業種を経験してから、不動産業界に転職。その後押しをしたのは、弟の存在だという。

日比野さん。インタビュー中。真横から。

「5歳下の弟が18歳から不動産業に就いていて、19歳当時でもかなりの年収を稼いでいたんです。それで『兄貴も不動産業界がいいんじゃない?』と言ってくれたんです。そうして始めた不動産会社の営業は自分に合っていましたね。でも家庭のほうはうまくいかなくなって、同じ頃、離婚しました。現在は小学1年生になった娘と、元妻とは頻繁に会っていますし、今では良い関係を保っています」

そんな日比野さんにとって、営業職”の魅力はなんなのか?

「僕自身が、“攻めて”獲得するのが好きなんでしょうね(笑)。大袈裟にいうと『生きるか死ぬか』みたいな状況が好きなのかも。営業は天職だと思っていますが、不動産業にこだわっているつもりはないんです。でも不動産というのは、とても大きな買い物。1回購入したら、すぐに買い替えるものでもありませんし、営業するほうとしてもやりがいや達成感がありますね。でも、僕は『絶対買わせるぞ』と言った感覚では営業していないんです」

日比野さんインタビュー中。ソファに座り、こちらを見て微笑んでくれている。

「正直、お客さまのニーズに100%合った不動産はまずない。でも僕がお客様と会話してきたなかでチェックしたポイント同士をつなげて新しい提案をしてみると、今まで希望していなかった条件にも耳を傾けてくれるようになる。こちらがお客様のために真剣に探していることが伝わったとき、信用していただけるんだと思っています。家がどうのこうのではなく、『この人から買いたい』と言ってもらえるような営業マンになりたいですね。どんな言葉より『ありがとうございました』がうれしいです」

「“元ホスト”という経歴は、不動産営業にとって有効なのか?」と聞くと、日比野さんはすぐさまに否定した。

「お客様にはホストをしていた過去は絶対に話さないですよ。口八丁で買わされるんじゃないか、と思われるかもしれませんから。でも契約が終わってから『実は』と話したりすることはあります。そのときはもう信頼関係も出来上がっているので、お客様も『早く言ってくれたらよかったのに。話をもっと聞きたかった』と言ってくださいますね」

日比野さんの笑顔

営業職は「清潔感」が大事、とはいえ
本音はカッコ良くなってモテたい(笑)

新たな会社が決まり、奮闘中の日比野さん。現在、「髭脱毛」の施術中だ。

「比較的、髭が濃いので、10代の頃から髭剃りは大変でした。ホスト時代も接客の途中で化粧室で髭を剃ったりもしてましたし、髭剃り跡をファンデーションやコンシーラーで隠したりもしていました。お客様に接するとき、『清潔感を持って』というのはもちろんありますが、本音は少しでもカッコ良くなってモテたいし(笑)。筋トレをしたりして、太らないようにも気をつけています」

日比野さんインタビュー。雑誌を読んで知る。

休日の楽しみは、友だちとお酒を飲むこと。女性の飲み仲間から、美容医療の情報を得て、最近は他の施術にも興味が湧いてきたのだとか。

「『“美容ハイフ”がいいよ』と女性の飲み友達に教えてもらって、今、気になっています。やっぱり営業職にしてもモテるにしても、第一印象が大事ですから」

現在は不動産業の大先輩でもある弟と、二人の妹とも頻繁に交流。「兄妹はめちゃくちゃ仲がいい」と顔をほころばせる。

「妹は18歳と20歳、めちゃくちゃかわいいですね。お年玉や成人式のお祝いも渡しました。年明けは弟と妹たちと4人でスノボに行きましたが、楽しかったですね」

埼玉で一人で暮らす母とも頻繁にも交流しているという日比野さん。母の故郷であるフィリピンなど、海外の不動産にも興味が湧いてきた。

「英語とタガログ語は、聞き取ることはできます。フィリピンパブに行って、タガログ語で悪口を言われても、聞き取れますから。帰り際にガツンと文句言って帰ります(笑)。新会社で良い成績を納めて、まずは旅行でどんどん世界を旅したいですね。母や妹たちも連れていきたいです」

日比野さんインタビュー中。笑顔を絶やさない
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