50代。得意のリサーチ力で
見た目も能力も「年齢の壁」を超えていく

2023.03.23
稲田政宏
取材・文:山西裕美(ヒストリアル)
撮影:小川 遼
稲田政宏 経験施術は目の下のクマ取り、肩ボトックス、育毛治療
1971年生まれ。神奈川県出身。専門学校を卒業し、自動車企業に就職。経営不振により退職。その後、もともと興味のあったシステムエンジニアの道に。現在は主に企業のセキュリティの構築に携わっている。
システムエンジニアとしてキャリアを重ねている、稲田政宏さん。何事もリサーチすることが好きで、公私共にパソコンと向き合う日々。そこで出会ったもののひとつが「美容医療」だ。家庭を愛する物静かな50代男性の目標。それはこれからも真摯に仕事を続けること、そしてこれから日々感じていくであろう“加齢”にあらがうことにあった。

証明写真は本来の自分の姿を写していた

物静かなたたずまいの、稲田政宏さん。20代後半で自動車業界からシステムエンジニアに転職。着実にキャリアを積み、17年前にマンションを購入。現在は妻子と不自由なく暮らしているという、理想的な生活だ。

稲田さんドキュメンタリー取材

「マンションのすぐ横に畑があって、貸し出しをしていたんです。マンション購入後に畑も借りて、家庭菜園を始めました。つくっている野菜は水菜、小松菜などの葉物全般、里芋、さつまいも、じゃがいも、ヤーコンといった芋類。旬の野菜や、スーパーマーケットではなかなか売っていないような変わった野菜もつくります。自分でつくった野菜は味が違う、本当においしいんです」

稲田政宏
稲田さんが育てた米ナス(左)と数種類の野菜(右)。
ほかにもトウモロコシやカボチャ、レタス、ロマネスコ、イチゴ、スイカなど季節によってさまざまな野菜を育てている。

安定した生活を送っている稲田さんだが、51歳という同世代の男性に比べて、その美意識は高いように思う。

「春に国家試験を受けるために、証明写真を撮ったんですよ。写真を見たら自分で思っていた以上に老けていて、がっかりしてしまって。ちょっと前までは年齢よりも若く見られることが多く、自分でもそう思っていたんです。普段鏡で見ているときの自分って、多分、頭の中で勝手に補正しているんだな、って気がつきました(笑)。でも、写真は正直に、本来の姿を写し出していましたね」

リサーチすればするほど、
自分に合う施術が見つかった

証明写真を撮ったのは2022年春頃。そこからインターネットで「美容医療」を調べはじめたという。

「前から目の下のクマというか、ふくらみが気になっていたんです。ちょうど『目の下のクマ取り』がキャンペーンでリーズナブルな価格になっていたので、トライしました。施術を受けてみて効果を感じましたが、ひとつ良くなると他のいろんなところが気になってきちゃって……」

稲田さんドキュメンタリー取材。美容医療について

「外作業である家庭菜園の影響もあるのかもしれませんが、シミもできてしまって。これは肌のターンオーバーを促進するクリームで薄くできました。髭脱毛も考えましたが、白髪も多くなってきているのでちょっと難しいかなと。あと、そもそもそんなに髭や体毛は濃くないんです。娘がうらやむくらい(笑)。春から大学生になる娘は最近、脱毛したいと言い始めてますね。」

逆に毛を増やすほうの治療(育毛)については、40代のうちに始めたそう。

「市販の育毛剤を使ってはいたんですが、効いてない感じで。だいぶ髪が薄くなったように感じたので、育毛剤と飲み薬での治療を2年前から始めました。これはずっと継続していかなくてはいけないので、リーズナブルなところを探しました。少しでも安く施術を受けたいので、時間をかけて情報を調べています」

稲田さんドキュメンタリー取材。リサーチ力を生かしている

美容医療を調べるうちに、職業柄もあり長年悩まされていた「肩こり」も、「ボトックス」で解消できることを知った。

「インターネットで何年も前から『何かいい方法はないのか?』と探していたんですよ。マッサージに行っても『肩が固くなりすぎて、指が入らないですよ』と言われることもしばしばで。『肩ボトックス』を受けたら、固さは完全に取れました。ボトックスは僧帽筋(首から肩にかけての筋肉)のみ、神経や血管が集中している首には打てないとクリニックから説明を受けました。でも首のこりも相当ひどいので、より良い方法をまたリサーチしていこうと思っています」

稲田さんドキュメンタリー取材。モノトーン

見た目も仕事も趣味も、
50代はもっとチャレンジしていきたい

もともと調べるのは好きだったという稲田さんだが、さらにリサーチ好きになったのは、コロナ禍で在宅勤務になって時間が増えたこともあるそう。

「朝9時のミーティングから始まって、17時半まではコアタイムで働きます。通勤時間もなくなったので、自由な時間も増えましたね。娘が競泳をやっていたので、コロナ前は月に数回応援に行ったりしていましたが、感染対策で保護者の応援は禁止に。強制的に子離れさせられてしまって(笑)。Amazonプライムビデオで、映画を観る時間もできました」

50代に入ったばかり、これからの目標を聞くと……。

稲田さんドキュメンタリー取材。これからについて

「まず仕事があれば、60代でもずっと続けていきたいですね。働けるうちは働きたい。娘もいずれ独立しますし、家庭菜園以外にも趣味を増やしていきたいですね。システムエンジニアの前は自動車業界にいたので、車の改造など車いじりも好きでして。独身時代にそろえたキャンプ用品も一式あるし、アウトドアに凝るのもいいなと思っています。独身時代はスキーやスノーボードもやっていたし、スポーツも何かできるものがあればやりたいですね」

そして、美容に関しての目標は?

「50代の間は、40代に見られるようにキープしたいですね(笑)。50代後半になっても48歳くらいに見えるのが目標です。だいぶ太ってきたので、2023年はダイエットをしたいですね。肝臓の数値が上がったのでお酒もそんなに飲まなくなったし、せっかく家庭菜園をしているので、野菜中心の食事にして体重を減らしたいです。ここ8年周期ぐらいで太ったり痩せたりを繰り返していて、最近はフェイスラインも変化してしまったので、その脂肪をとる施術もリサーチ中です。最近、頭の回転も鈍くなってきて、老化を感じるように。だからこそ、これからはもっと精力的に活動して、あらがいたいんですよ、能力もそして見た目もね(笑)」

稲田さんドキュメンタリー取材。こちらを見て微笑んでいる
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