内からも外からも綺麗になる
インナービューティー研究家の自分らしい“美”の取り入れ方

2023.03.31
Moca
取材・文:ヨコシマ リンコ
撮影:荒 眞人
Moca 経験施術は、エラボトックス、糸リフト、ダーマペン、脂肪溶解注射、脂肪吸引、全身脱毛。職業はインナービューティー研究家、フリーランスモデルのほか、インナーケアに特化したヘルシースイーツブランドの製造や販売も行う。
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“インナービューティー研究家”として、インナーケアの大切さを日々SNSで発信しているMocaさん。昨年3月にインナーケアに特化したヘルシースイーツブランド“Mocha”を立ち上げ、人気を博している。そんなMocaさん、インナービューティーにのみ特化しているかと思いきや、アウタービューティー(外見の美)にも気を遣い、美容医療を受けている。内からも外からも綺麗を磨く理由とは?

無理なダイエットで体調を崩した経験から、内側から整える大切さに気づいた

そもそも、なぜ“インナービューティー研究家”を名乗るようになったのか?Mocaさんは、「インナービューティーの大切さをもっとみんなに知ってほしいから」だと話す。

Mocaさんインタビューカット

「メイクやエステ、美容医療など、外側の美について関心のある方は多いと思うんですが、自身が食べるものや、内側に取り入れるものについて意識されている方は、日本にはまだ少ないと思うんです。特に若い子は、無理なダイエットで食をおろそかにしがち。そんな人に向けて、『体にとって何がよくて、何を避けたらよいのか』をちゃんと発信していきたいと思ったんです」

実はMocaさん自身、学生時代に無理なダイエットによって体を崩した経験があるのだという。

「高校生の頃、無理なダイエットをした弊害で、食べることが怖くなってしまって、ご飯がまったく食べられない時期があったんです。当時、身長は156センチくらいで、体重は32キロまで落ちました。このままでは命の危機もあるところまできて、さすがにどうにかしなければと思っていたんですが、食に関する知識が全然なかったから、何を食べても太る気がして食べられなかったんです」

Mocaさんドキュメンタリー取材。外

しかしある日、Mocaさんのお姉さんがハマっていたカフェで、“マクロビオティック(=玄米を主食に野菜や漬物、乾物などを副食とすることを基本にした食事法)”を知り、Mocaさんに転機がおとずれる。

「マクロビのカフェでは、体に優しそうな玄米や野菜のメニューが出てきて、それまで何も食べられなかった私が、久々に罪悪感なく食べることができたんです。これなら食べられる!と感動して、もっとマクロビについて知りたいと思うようになり、マクロビの料理教室へ通ったり、座学で学んだり。徐々に体重も増えていき、摂食障害も克服できました」

“体に良い”だけでは続かない
見た目も美味しさもこだわりたかった

Mocaさんは、体に良いとされる食べ物を学ぶにつれ、“食の大切さ”を改めて実感。マクロビのほかにも、グルテンフリーやヴィーガン食なども学び、自分の体にとって本当に必要なものは何か?不必要なものは何か?を追求していく。また、趣味のお菓子作りにもその知識を取り入れ、卵・乳製品・小麦・白砂糖を使わないヘルシースイーツを作っていたところ、人からある声をいただいたのだという。

Mocaさんソファに座ってそとを眺めている。

「4年前までヨガインストラクターをしていたんですが、生徒さんに食事内容を聞かれることが多かったんです。特に、『レシピを教えてほしい』『Mocaさんのヘルシースイーツを食べてみたい』という声が多くて、びっくりしました。それまでは自分のためだけに作っていたんですが、需要があるなら、私もレシピを広めていきたいし、食べてほしいと思いました」

そこで、ヘルシースイーツの販売を本格的に考え始めたMocaさん。よくあるヘルシースイーツは、「素材こそこだわっているものの、味は質素で見た目はシンプルなものが多い」と気づき、「そこを変えていきたい」と考えた。

Mocaさんドキュメンタリー取材。料理中

「正直、“体に良い”だけでは続きませんし、そもそも、どれだけ体に良くても、まず手に取ってもらわないと誰も食べてくれません。中身はもちろん大事だけど、外見だって同じくらい大事。だから、若い世代にも興味を持ってもらえるように、映える見た目を意識して作っています」

Moca
Mocaさんの作ったヘルシースイーツ。
材料や味だけでなく、見た目にもこだわる。

内側を整えても改善しなかった丸顔を、満足するレベルまで引き上げたかった

確かに、中身の良し悪しに関係なく興味を持ってもらえる入り口は見た目であることが多い。それは、人間も同じ。だからこそ、Mocaさんはインナービューティーだけではなく、アウタービューティーも磨いているのだという。

「食生活を変えたり、適度な運動、生活の見直しなどで、体は変わります。ただ、外側も整えるにこしたことはありません。並行して整えていくことで、さらにきれいになれるなら、どちらも磨いていきたいんです」

Mocaさんドキュメンタリー取材。スチール画像

しかし、昔から「コンプレックスだった」という“丸顔”は、ダイエットやエステでは改善されず、調べてたどり着いたのが美容医療。まずは、エラボトックスと脂肪溶解注射を受けたというが、Mocaさんが求めるレベルの効果は感じられなかった。

「昔からストイックな性格で、どちらかというと完璧主義。やるなら自分が満足するレベルまでやりたかったんですが、エラボトックスと脂肪溶解注射ではそのレベルに達しませんでした。メリット・デメリットをしっかり調べたうえで、やはり長年の悩みだった丸顔解消は諦めたくなくて、その後に糸リフトと顔の脂肪吸引(顎下・バッカルファット)を受けました」

ダウンタイムが長いこと、金銭的な負担が大きくなることから尻込みしていた施術だったが、思い切ってやってみた結果、「明らかに変化があった」のだという。

Mocaさんドキュメンタリー取材中。

「一カ月くらい顔の違和感はあったんですが、今は何もなく、顔はしゅっとして、丸顔が解消されました! 鏡で見ても、写真で見ても、変化を感じられて嬉しかったですね。モデルのお仕事も、さらに楽しくなったし、自然に笑えるようになりました」

最近、肌の回復力を向上させる治療であるダーマペンをして、「実は今もダウンタイム中なんです」と笑うMocaさん。

「自分で経験したり、試すからこそわかることってたくさんあると思います。インナービューティーも、ヘルシースイーツも、美容医療も。自分で試したからこそ、良いと実感したものばかりです。これからも、うまく取り入れて、自分なりの“美”を追求していきたいですね」

Mocaさんドキュメンタリー取材。目線あり。
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