19歳。手に入る距離に憧れの姿があるなら、
自分からつかみ取りに行く
撮影:荒 眞人
19歳。現在はネイルスクールに通いながら、フランス語も勉強中。趣味はカフェ巡り、映画鑑賞。
小学生の頃から、ずっと美容医療を受けたいと思っていた
美容医療を本格的に始めたのは、18歳。「同世代のかわいい子たちに刺激された」ことがきっかけだったのだという。
「大学のサークルで、美意識の高い女子が集まるインカレサークル(複数の大学による合同サークル)に興味本位で入ってみたら、ミスコン優勝してる子だとか、インフルエンサーだとか……顔がかわいい人たちがたくさんいて。『自分もこうなりたい』と思って、美容医療を考え始めました」
ただ、美容医療自体は「小学生くらいから受けたいと思っていた」というまゆさん。昔から、顔がかわいい子とそうじゃない子の、周りの“扱いの違い”を、ずっと肌で感じていたのだという。
「顔がかわいい子が優遇される場面を何度も見てきたし、優遇とまではいかなくても、接し方や反応とかが明らかに違うなってずっと感じていました。だから、昔から漠然と『かわいい子』に対して憧れがあったんです。そんな思いを抱えたまま、大学でたくさんのかわいい子たちを見て。憧れで終わるのではなくて、少しでも近づきたいと思うようになったんです」
メイクやダイエットではどうにもできない部分を変えたい
最初の美容医療は二重の埋没。幅の狭い奥二重を少し広めの二重にしたところ、周りからの反応もよく、メイクもしやすくなったというまゆさん。その後、自然に見える程度のヒアルロン酸を目の下入れて、涙袋を形成。まゆさんは、「自己肯定感が上がって、自分の容姿に少し自信が持てた」と微笑んだ。
「そのあと、頬と顎下の脂肪吸引をしました。もともと顔に脂肪がつきやすくて、ダイエットしてもその部分は減らなかったんです。ずっと気になっていた部分だったので、これ以上悩み続けるよりも、美容医療の力を借りよう!と。いざやってみたら、輪郭がしゅっとして、周りからも『痩せた』と言われて、効果はかなり感じました。やってよかったです」
容姿に悩む時間と心が、自分磨きにシフトした
美容医療を始めて変わったことは、容姿だけではなかった。自己肯定感が上がったり、自撮りが苦ではなくなった他、まゆさんは、「心と時間に余裕ができたことが、一番大きな変化でした」と教えてくれた。
「自分の容姿に自信がないときは、必要以上に自分の顔を鏡で確認して、『ここがだめなのかな?』とか考えちゃったり、病んじゃったり。どうすればいいのか分からなくて、顔について調べまくって、時間ばっかり浪費して。でも美容医療を始めて、そういう時間が減ったんです。心にも時間にも余裕ができたので、その部分をフランス語やネイルの勉強だったり、趣味にあてられている。これが一番の変化だったかも」
また最近では、忙しい毎日のなか、お金を貯めて、情報を集めて、ついに一番気になっていたという鼻の施術を韓国で受けたという。鼻プロテーゼ、ワシ鼻矯正、小鼻縮小、耳介軟骨移植を一気に受けたというが、不安はなかったのだろうか?
「韓国語も喋れないし、海外だし、もちろん不安はありました。でも、事前に調べて、美容医療のメリット・デメリットを考えたとき、私にはメリットの方が大きかった。それに、韓国の先生が私好みの鼻のデザインを施術していたので、その先生にやってもらいたいという気持ちが強かったんです。ダウンタイムはしんどかったですが、理想の鼻に近づけて、本当に嬉しいです」
“やらなかった後悔”はしたくないから、今やる
10代、20代の美容医療は「まだ早いのでは?」と考える人もいるかもしれない。実際、まゆさんも友達に「やる必要ない」と言われたり、親に猛反対された経験もある。
「親は、最初美容医療にはすごく反対していて、ずっと認めてくれなかったんです。でも、最近になって『似合ってるね』と言ってくれるようになりました。SNSで『若いうちに美容医療を受けると年齢を重ねてから後悔する』という意見を見たことがあるのですが、私の場合は、絶対に『やらなかった後悔』の方が大きいと思う。『なんであのとき、やらなかったんだろう?』ってあとから後悔する人生より、やって後悔した方が断然良いです」
まゆさんは、美容医療の他にも、自分磨きを怠らない。それは、今を後悔なく生きて、自分の力で夢を叶えたいから。
「今年は顔だけじゃなくて、身体を鍛えてボディメイクをしたいし、ネイルもフランス語ももっと上達したい。将来は海外に住んで、その土地でお店を持てたらなと思っています。あとで後悔しないように、これからも頑張ります」