「先」を読み、「見る角度」を変えると
自分らしい勝ち方がわかる

撮影:森山 越
服の系統:カジュアル, きれいめ, ガーリー, フェミニン
MBTI:ENTP(討論者)
施術経験:眉間ボトックス、アクアピール、リジュランなど
ミス日本大学法学部2024グランプリ、
MISS OF MISS2025審査員特別賞
親の顔が、未来の顔
「高校ではテニス部に所属していました。部活動の子たちのほかに、美容感度の高い帰宅部の女子たちとも仲良くしていた影響もあって、次第に美容に興味を持ち始めました。
美容に詳しくておしゃれな子も多く、知りたいことを聞けば、教えてもらえる環境にいたのも美容が好きになるきっかけでした」

もとから考えすぎてしまう性格のため、眉間のシワが深かった町さん。美容感度の高い友人たちと付き合う環境の中、自然と入ってきた情報が美容医療だった。
「物事に集中しやすい性格で、夜中までゲームに夢中になっていたことも影響して、眉間のシワが気になっていたんです。そこで高校生3年生のときに、ボトックスを打ちました。
みんなはエラに打っていたけど、わたしは眉間。よく、親の顔は自分の未来の顔っていうじゃないですか? お父さんの眉間にもシワが刻まれてるし、私もアンチエイジングしようと思って」
「ボトックス」の効果で前向きに?
「ボトックスを皮切りに、どんどん自分が変わっていく実感がありました。実は、高校生のときは多感で、もともと“気にしい”なこともあり、体調も悪く、家にこもりっきりになることもありました。
当時を振り返ると少し鬱っぽかったと思うんですが、あとでボトックスの効能を調べたら、精神的にもいい作用があるという説を知って、体調が落ち着いたこともボトックスのおかげなのかな?と思いました。
いつも私の体調を気遣ってくれる母親にボトックスのことを打ち明けて驚いていたけど、体調も落ち着いた私を見て、最終的にはよかったね、と言ってくれました」

“メディア露出”がさらに美容への興味を掻き立てた
美容に目覚めるようになったのは、仲良くしていた美容感度の高い友人の影響もあるが、「トレンドが知りたい!追っかけたい!」と思う、町さんの好奇心も大きかった。
「流行っているものより、“流行りそうなもの”を探すのがすごく好き。それを追っかけたくて高校1年のとき、『チームシンデレラ』に加入したんです。
『チームシンデレラの一員」という立ち位置でメディアに露出する機会も増えたことで、自分を客観視するようになりました」
「チームシンデレラ」とは、JK最大級のイベント『シンデレラフェス』の主催などを行う現役女子高校生団体のこと。
町さんは、裏方としてSNS等を通じてメディア発信を行っていた。客観的に自分を見る機会が増えたことも、美容への興味をさらに掻き立てたという。

「他人の目からはこんなふうに映るんだ、と気づいてからは、“このままじゃダメだ”って思い始めて、ここ3年、スマホでいろんな角度から自分の顔を撮っているんです」
“自撮り習慣”が勝負どころを知るカギ
「撮り始めたときは毎日撮影していました。今でも1週間や1カ月置きなど定期的に撮影しています。キメ顔ではなく、なるべくノーマルな表情で撮影して厳しい目でチェックするんです」
写真ホルダーには、正面左右からはもちろん、あご下からの意外なアングル撮影をしたものもある。
「下から撮ると、左右の頬骨のバランスまで分かるんです。ときどき3年前の写真と今を見比べては、ダメなところはどう改善して、いいところはどう伸ばそうか考えています。
自撮りを始めた頃はネガティブに捉えることもあったけど、写真を見返すと自分が進化しているのが分かるから、ポジティブにもなれるんです」
自撮りで観察する習慣は、町さんにとって、ひとつの「勝ち」戦略にもなっている。

ゲームやテニスで培った、自分の持ち味の生かし方
趣味はポケモンカード、麻雀、ぷよぷよやテトリスなどのゲームという町さん。少し大げさな言い方になるが、ゲーマーとして勝負する環境に身を置いてきたことも、少なからず今の町さんの表現方法に影響したのだろう。
「(勝負事に)負けたくない気持ちもあるのですが、自分の強みを見つけることはしますね。例えばテニスの試合でも、運動神経がいい人に勝つには、ボールの来る方向を先読みできるように打ち方による違いを勉強をするとか、ミスコンでも他の人のアピールポイントとは違う方向から攻めてみよう、と考えたりします。
そんなに気持ちが強いタイプではないけれど、自分が勝てるところはよく見極めていますね」

【町さんの美容tips➀】施術の良し悪しは「ビフォーアフター記録」で管理
アルバイトで、ある程度お金が自由に使える大学生になってからは、美容クリニックでピーリング、毛穴、ニキビに効果的なケアとしてララピールやアクアピール、ハリ・ツヤ・たるみケアに効果的なジュベルック、リジュラン、水光注射なども行うようになった。
「旅行が大好きで、観光を兼ねて韓国で美肌系の施術を受けています。受けた施術の良し悪しが分からなくならないように、ビフォーアフターを記録して、いいと思った施術を続けようと考えています」
中高6年間テニス部で活動し、日焼けをして真っ黒だったという町さんだが、今はその過去が信じられないほどの透明感のある肌を維持している。
【町さんの美容tips②】比較サイトで施術価格をチェック
韓国のクリニックで施術を受けることが多いという町さん。クリニックの決め手は安さにあるという。
「美容医療って効果に個人差があるし、結局受けてみないとわからないところが大きいので、どうせ受けるのであれば価格の安いところに行きたいです。参考にするのが『美容皮膚科ナビ』のX。最新機器が導入されて、どのクリニックが安い、というのがわかるんです」
【町さんの美容tips③】美白アイテムを取り入れたシンプルスキンケア

「アトピーがひどくて、中学生の時はずっと皮膚科通い。スキンケアまで到達できなかったです。
肌が落ち着いた今は、美白ケアに力を入れています。ビタミンCやナイアシンアミドも試してみたけど、肌がそんなに強くないので荒れちゃうこともあり、お気に入りは比較的シンプルなもの。
今のお気に入りのクレンジングと洗顔は韓国コスメの『バニラコ』。化粧水は『LITS(リッツ)モイスト ローション』。あとは、そのときの悩みに応じて美容液やクリーム、シートマスクを使います」

【町さんの美容tips④】アトピー経験を踏まえ、インナーケアも忘れない
集中し出すと、寝食を忘れて没頭するという町さん。
「ゲームもそうなんですけど、何かに集中して寝食を忘れてしまうんです。アトピーで悩んだ経験から、インナーケアにも気を配ります。
夜は白湯を飲めるだけ飲み、そのほかにむくみとりのメリロート、抗酸化作用のあるビタミンCやグルタチオンのサプリ、チョコラBBをコーン茶で飲むなどしています」
【町さんの美容tips⑤】コスメは“ツヤ感”重視!
最後に、町さんが普段持ち歩くポーチの中身を公開。
「普段は、すっぴんでいることが多くて。忙しいときは自宅に戻ってメイクもできないので、学校やバイトの後、遊ぶことになっても対応できるようメイクを一式持ち歩くことも多いです」

右上から時計回りに
1汗などを拭くときに使う紙おしぼり。
アロマプレミアム シトラール
2ツヤが好き。グラデリップにもお役立ち。
ボビイ ブラウン エクストラ リップ ティント 340
3パーソナルカラーに合う色をセレクトしています。
ケイト リップモンスター 02 (ピンクバナナ)
4唇にうるおいとツヤが欲しいときに。
SIDMOOL(シドムール) ホホバリップエッセンス
5手を汚さずにファンデを塗れるツールのセット。
fillimilli(フィリミリ) バレエコア エディション ミニスパチュラブラシとパフ
6味が好き。インナーケアや口さみしいときのために携帯。
富士薬品 植物酵素ゼリー乳酸菌Plus
7これでまつ毛をアップ。
資生堂 アイラッシュカーラー
8メイクをするときや、前髪を巻くときに使用します。
前髪カーラークリップ
9メイクの仕上げにスプレー。
香りがお気に入り。クラランス フィックス メイクアップ N
10テカリをおさえたいときにサッと重ね付け。
コーセーコスメニエンス メイク キープ パウダー
11ファンデが溝やシワに落ちず、カバー力があるのに薄づきにみえる。
メイベリン SPステイ ルミマット リキッド ファンデーション N10
写真にはないが、化粧下地は「クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールルミヌ」を愛用。保湿力もカバー力もあって、肌もパッと明るくトーンアップしてくれるという。
「 『ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット004 ローズ ゴールド』も愛用品です。ハイライトにもチークにもなるフェイスパウダーで、見た目がかわいいし、使うときワクワクします。ダウンタイムのときは『Visee』や『資生堂』」のコンシーラーを使っていました」
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