Documentary

薬学生の垢抜け術。大切なのは「自力」と「他力」の線引き

2025.04.25
Kana
取材・文:岡本のぞみ(verb)
撮影:森山 越
Kana 慶應義塾大学薬学部6年(2025年3月時点)
服装:モード系、シンプル系
MBTI:ENFJ(主人公)
施術経験:ほくろ除去ボトックスフィラーポテンツァ
Kanaさんはコスメやファッションが大好きな薬学生。薬学の知識と自身のコスメへの探究心をかけあわせ、SNSで女子が気になるダイエットやメイク情報を発信しています。もともとはギャル系で、現在のような自分に合った見た目になったのは、ここ最近のことだと話すKanaさんに、垢抜けるためにやったことを聞きました。

日焼け女子高生がクールな薬学生Kanaになるまで

転機1:初メイク、自分が変身できた気がした

初めてメイクしたのは高校2年でした。校則のない学校でしたが、勉強に力を入れている環境のなか、テニス部の部活に入っていたので、メイクし始めたのは決して早い方ではありませんでした。

だからこそ、初めてメイクをやってみたら、自分的に変われた気がして。メイクをやっている子がいなかったせいか、まわりからの見方も変わって、メイクが大好きになりました。

いまでは週1で「@cosme STORE」や「ドン・キホーテ」、地元のドラッグストアをパトロール。YouTubeでコスメ断捨離企画ができるくらい集めています。

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転機2:YouTube発信が自分を客観的に見るきっかけに

コロナ期間だった大学2年生のときに授業に必要だったのでMac Bookを購入しました。せっかく買ったので、大好きなコスメを活用するきっかけになるし、薬学の知識も発信できると思ってYouTubeの発信をスタートしました。

始めてみたら、自分の顔やしぐさを編集するときに見ることになりますし、細かいコメントも来るように。

客観的に自分の見た目やしぐさを見直す機会になって、自分にとって本当に似合う見せ方を研究することにつながりました。

転機3:最高210万再生!自信がついたことで、挑戦できるようになった

YouTubeやTik Tokでは「薬学生おすすめダイエット漢方」などを投稿しました。その結果、最高で210万再生(※2025年4月現在)を突破することに。同時に、きれいになる努力をしたことで、自分に自信がつきました。

以前は人と自分をくらべてしまうところがありましたが、それがなくなってかなりポジティブになれました。その結果、やってみたいことはなんでも挑戦してみようとなれて、さらに自分が磨かれていったのではと思っています。

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Kanaさんの垢抜け方法アレコレ

日焼けで「イエベ秋」だと思ってた。けど…

高校時代はテニス部で日焼けしていたので、単純にイエベ秋だと思っていました。

大学に入って色白になって「違うかも」と思ってパーソナル診断を受けたら「ブルベ冬」。それまで茶系のトーンのギャル系メイクだったのを見直すきっかけになりました。

濃いメイクから質感重視へ

高校生の頃は、とにかく色をのせればいいと思っていました。でも、そうではなくて全体のバランスが大事だと気づきました。

いまは、ブルベ冬のパーソナルカラーに合わせて、青みカラーを取り入れて、質感重視に。色をのせるよりもラメや透明感を取り入れました。

ほくろ除去で肌全体の透明感をアップ

頬に3つあったほくろを美容クリニックで除去しました。きっかけはほかの施術をしに美容クリニックへ行ったとき。顔の目立つ場所にそれぞれ3〜4ミリはあって、レーザーで除去しました。

そのままでもよかったのですが、コンシーラーで隠してみたら肌がより白くなった気がして。実際、黒いものがなくなったことで顔がすっきりして、肌全体の透明感もアップしました。

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ストレスをかけないように-10キロ

高校から大学にかけては時期によって太っていたこともありましたが、思い切ってダイエットして最高で10キロ痩せました。一番効果があったのはジムでの有酸素運動と筋トレ。

楽しんで継続できるよう、ハードにはせず、週1回でも良いから通うことを目標に。私の場合、食べないのはストレスになるので、食べる量を減らしたり、食べたらその分運動するようにしていました。

特に意識して食べているものはありませんが、食物繊維が摂れるサプリと、夜にビタミン系の錠剤を飲んでいます。

見本は絢さん&ワンホン

参考にしているのは、ファッションデザイナーの絢さんと中国のインフルエンサー(ワンホン)です。

絢さんはインスタグラムをフォローして見ていて、ワンホンは小紅書(RED)という中国のSNSでチェックしています。

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おすすめSNS

細くてかっこよくて、なにもかもが憧れです。Instagramをフォローしてメイクやスタイル、写真の撮り方を真似しています。

@____ayagram____(Instagram)

小紅書(RED)

中国は日本の10倍以上の人口がいるのでレビューの数も桁違い。レベチな美女もたくさんいるので参考になります。キーワード検索も充実しているので、ファッションやスキンケアなどいろいろなキーワードで検索しています。

美容医療はメイクの延長線
でもリスク管理は忘れない

美容医療は大学に入ってから。最初は日本の美容クリニックでハーブピーリングやイオン導入をしました。

その次に韓国でポテンツァや唇フィラー、ボトックスをやりました。いまは韓国でリジュランなどの肌管理を定期的にやっています。

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私にとって、美容医療はスキンケアやメイクの延長線上にあるもので、特に境目はないと思っています。けれど、リスクはあると思っているので、そのリスク管理は必要で、失敗のリスクの高いものは避けています。

例えばダイエットやスキンケアなどで自分が努力をできるところは美容医療に手をつけません。なので、自分のなかで脂肪吸引をしたり、ダイエットの薬に頼ったりはNO。もとに戻る範囲で施術を受けるなど、自分のなかで線引きをつけています。

実際に美容に力を入れてみて思ったのは、ジムに行って努力したことは後々に自分の自信にもなること。自信がつくとポジティブになれますし、いろんなことに挑戦できます。自分できれいになる努力をするのがおすすめです。

▼KanaさんのSNSはこちら

Instagram

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