今も未来も人と同じじゃなくてもいい。それが「れもにーぬ道」

リポーターになりたい気持ちが、芸能活動の原動力

「小さいころから海外にあこがれていて、夢は海外でリポーターをすること。大学1年のとき応募したフレキャンは、リポーターの近道になると思ったんです」

大学入学前の春休みに、中学生の頃から漠然と考えていた海外で仕事がしたいという思いがあったという。

それに加えて自分で発信したいという思いが芽生え、リポーターを目指したいと思ったことからいち早くアナウンサースクールにも通い始めた。

スキルを磨く中、アナウンサースクールで手がかりを得た大学一年生限定のミスコンに出場。そうしてミスコンへの出場が、タレント活動に繋がった。

「新しいバラエティ番組のレギュラーオーディションのお誘いがあり、最初はアイドルやタレントになりたい訳でもなかったのですが、

外に出て何かしようという軽い気持ちと、この経験は今後のためになるだろうと思って、オーディションを受けることにしたんです」

テレビに映る自分の「肌」が気になりクリニックへ

その番組が、80年代に女子大生ブームを巻き起こした伝説の番組「オールナイトフジ」の復活版「オールナイトフジコ」。沖さんは、その番組を支える「フジコーズ」のメンバーのひとりとなった。

学生番号6番、愛称「れもにーぬ」として、沖さんは活躍する。

メディアでの露出が増えると、気になるのは自分の見た目だ。沖さんが最も気になったのは、自分の肌質。

「美容医療でピーリングの施術を受けようと考えたのは、受験期とコロナ禍のマスク生活で肌が荒れ、もともと脂性肌なこともあり、ニキビ跡に悩まされていたからです。

ピーリングは肌の再生を促進させる効果があります。人前に出たり、写真を撮られたりする機会が多くなり、肌をきれいにしたい思いが高まりました。

ピーリングを経験したことで以前よりも日やけに対して気を配るようになり、1秒でも紫外線を浴びる時間を少なくしたいと思うようになりましたね。

でも、大学の教室は日差しが容赦なく入ってくるので、ちょっと困っています」

人から見られる機会が増えて、沖さん自身もどんどん磨かれていく。

「フレキャンに応募した1年生のころはメイクを始めたばかりで、垢ぬけていない感じだったんです。フジコーズに加入後も、最初のうちは気恥ずかしさからテレビに写る自分を見られませんでした。

でも、自分の見せ方を考えるうち、テレビに映る自分の姿を観察し、似合うファッションやメイクを研究するようになりました。

そうしたら、番組での人気も少しずつ上がってきて、総選挙では1位になれたんです！ 伸び悩んだ時期もあったので感無量でした」

野生児といわれるほど行動派！

フェミニンで愛らしい見た目の沖さんだが、性格はインドアではなく活動的なアウトドア。

「自然が好きで、キャンプも好き。小さい頃は木登りも得意で、家族に野生児と言われたほどです。

思い立ったらすぐ行動するタイプで、旅行も綿密に計画を立てるのではなく、行き当たりばったりで行動することがあります。

もともとの私は、1つの場所にとどまるのが苦手な性格。

今は縁があって芸能のお仕事をしていますが、これも新しい場所に行ってさまざまな経験をし、多くの方に出会いたい、という思いがあるからです」

「周りと違うのはあなたの素敵な個性」

これまでの経験を通して、沖さんは見た目だけでなく、意識も大きく変わった。

「（フレキャンやフジコーズの体験を通して）自分自身、すごく成長したと思います。

以前は自由人で他人の目を気にしないところがあったけど、今はみんなと調和する大切さを学び、人付き合いが好きになりました。

大学ではサークルや部活に入っていなかった自分にとって、グループで何か一つの目標に向かって頑張ることは、いい経験になったと思います。

それにアイドルというと、当時絶大なアイドルブームがあった小学生の頃から、男の人に媚びて……みたいな先入観があったんですけど、

愛される努力をしたり、人の気持ちに寄り添ったりすることって、思ってたより悪いことじゃないな、って。

そう気づいたのはフジコーズの活動のおかげ。今はアイドル活動をしている自分が好きです」

フジコーズの活動は、2025年3月末で終了した。しかし、沖さんの挑戦は終わらない。

この春、新しい事務所への移籍が決定したのだ。

新しい世界に飛び込もうと決めた沖さん。人とは違った道を歩もうと決めたのも、小さいころ親から言われたことが心の軸となっているから。

「幼い頃、周りの子とうまく合わせられなくて、疎外感を感じたこともあります。

そんな私を見て母は、 “周りと違うのはあなたの素敵な個性”、と言ったんです。

だから、私は人とは違う世界に飛びこもうと思ったんです。それにせっかくの機会だから、今しかできないことをやろうと考えています」

自分軸をぶらさずに我が道を行く。それは沖さんの「れもにーぬ道」。

「芸能界は、光も闇もあると思うけど、それはどの業界でも同じことだと思います。

今は、いろんな世界をみたい思いが強いです。ただ、どの場所に行っても、自分をしっかり持っておきたいです。

仕事柄、不特定多数の人に評価されることが多いし、ＳＮＳのネガティブなコメントを見て一喜一憂しても困るから、心を守る手段として自分の軸を持っていたいと思います。

先日誕生日も迎え、この一年は大学にも通いながら仕事を増やしていきたいですが、私の通う法学部は3人に1人が留年するほど勉強も大変なので、学業も新しい活動と同じくらい頑張っていきたいです」

【沖さんの美容Tips１】脂性肌を考えたスキンケアをチョイス

「以前皮膚科の先生にオイリーだね〜と言われたので、油分の少ないスキンケアを取り入れています。

高校生活、大学受験のときはちょうどコロナ禍。ずっとマスクをしていたのと、ストレスでニキビができて痕が残ってしまったのもあって肌の生まれ変わりを促すピーリングを受けました。

スキンケアで私が参考にするのは、美容系ユーチューバーのももちさん。

私と肌質が近いのかな…?と思っていろいろチェックしています。

普段のスキンケアは、スチーマーを当てながら毛穴を開き、「『シュウウエムラ ブラック クレンジング オイル』でメイクを落とします。そのあとは、『ビフェスタ 泡洗顔炭』で洗顔をし、『ロート製薬　メラノCC』の化粧水で保湿します。

乳液はオイルフリーのものをセレクト。『キュレル 皮脂トラブルケア　保湿ジェルパック』がお気に入りです。そのほかに『VT CICAパック』も愛用しています」

【沖さんの美容Tips2】肌質を変えるために、インナーケア&疲れを解消

「食生活が乱れると、すぐニキビが現れるんです。肌の透明感は、コスメだけでつくるのではなく、内側ケアも大事。肌質を変えたくて、皮膚科で処方された、ニキビの内服薬『イソトレイチノン』を服用しています。

食生活では脂っこいものも避けたり、炭水化物や小麦製品を食べ過ぎたりしないようにしています。

やることが多いと睡眠は思うようにとれないのですが、お風呂に浸かったり、温泉が好きなのでよく家族と行ったりします。

最近はヨモギ蒸しを体験。疲れがとれて、ストレス解消にもなりました」

【沖さんの美容Tips3】垢抜けメイクのカギとなるポーチの中身を公開！

「テイストが似ているインフルエンサーなどを参考にコスメを試しています。

私の場合、パーソナルカラーは受けずに、ファンの方や友達の意見、自分の映りをみて自分に似合うものを見つけるようにしていて、特に評判がよかったコスメは殿堂入りにしています」

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