「ギャルとママ、どっちも取って何が悪いの?」
元eggモデルのゆまちが選んだ“手段”としての美容医療

2022.11.08
ゆまち
取材・文:ヨコシマ リンコ
撮影:荒 眞人
ゆまち 経験施術は、糸リフト、エラボトックス、眉のアートメイク。
1988年、神奈川県出身。ギャル雑誌「egg」の専属モデルとして活躍後、2020年に妊娠と結婚を発表。現在は一児のママとして、モデルやタレントなど多方面で活躍中。
ハイトーンカラーが目を引くヘアスタイルにバッチリメイク、細身なスタイル、長く整った爪先。ギャル雑誌「egg」のモデルを引退後、現在は2歳の子をもつ一児のママである、ゆまちさん。妊娠・出産を経て、自分自身の身体も著しく変化するなか、自身のスタイルを保ち続けている。そんなゆまちさんに、ママになってもギャルを貫く生き方を聞いた。

高校卒業後、ストリートスナップからギャルモの世界へ。37キロだった“ゆまちボディ”

高校までは普通のメイク、就職と同時にギャルになるという、ちょっと珍しい(?)ギャルデビュー。「校則が厳しくて、自分の好きな格好を思う存分できるようになったのは高校卒業後だったんです」と、ゆまちさんは当時を振り返る。その後、渋谷109の前でストリートスナップで声をかけられたことをきっかけに、ギャルモデルの道へ。157cm、37kgという細身のスタイルは、ギャルに憧れるティーンから“ゆまちボディ”として羨望の眼差しを向けられた。

ゆまちさん斜め

「ダイエットしてたわけじゃないんです。体質的に太れなくて、実はコンプレックスでもありました。海に行って水着を着て座っていたら、その後ろ姿をみた知らない人から『脊髄』って言われるくらい、背骨が浮き出てたりして。笑い話にしてましたけど、あれはさすがに傷つきましたね(笑)。それ以外にもコンプレックスはた~くさん。だから、ギャルやるんです。メイクでコンプレックスをなくしていく。他のモデルさんをみて、嫌でも美意識は急上昇しました。日々メイクを研究して、自分ならではの“ギャル”をつくり上げていったんです」

結婚と妊娠で生活は一変
「でも、自分の人生のモチベは、自分であげる」

髪、服、メイク、ネイル……、美容の全てに気を遣っていたモデル時代から一転、2020年に結婚と妊娠を発表したゆまちさん。太りづらい体質も年齢とともに変わり、妊娠中に13kg増え、出産後は「おめかしする場所も時間も気力もなかった」という。

ゆまちさん横顔

「顔はすっぴん、髪は邪魔にならないようひとつ結び。服は汚れても良い格好。そんな毎日を過ごして気づいたんですけど、自分にとって、美容に力を入れて可愛くすることは、人生のモチベにつながることだって、改めて自覚したんです」

「自分が好きな自分でいたい」、そう思ったゆまちさんは、再び美容に力を入れるように。しかし、独身時代とくらべて、自分にかけられる時間は格段に少なくなっていた。子供が第一優先である以上、これまでよりも、時短や効率を意識しなければ“好きな自分”に近づくことは難しいというジレンマが生まれた。

「ママだから」と諦めるんじゃなくて、「お金で時間を買う」

妊娠、出産、子育ての時期はとにかく時間との勝負で、自分に使う時間をつい削りがち。しかし、時間がないママだからこそ、“時短”が叶う美容医療をケアのひとつとして選択したゆまちさん。妊娠中には眉毛のアートメイク、出産後には特殊な糸を皮膚の下に通して、たるみをリフトアップする治療“糸リフト”を受けたそう。

ゆまちさんだっこ

「妊娠中、すっぴんでいることが続くと、鏡を見るたびにちょっとテンションが下がっちゃって。だから、時短と自分のモチベをあげるために眉毛のアートメイクをやってみたら、すっぴんでも顔がまともに見えて、時短にもなって、妊娠から子育て中の今もなお、すごく楽。本当にやってよかったって思ってます」

また、妊娠中に13キロ太り、出産後にダイエットをして体型を戻したことによって、顔の皮膚が伸び縮みし、たるみになってしまったことが気になっていたそう。

「正直、たるみは自分の力でなんとかなる部分じゃないから、そこも美容医療に頼ろうって思って。でも、お金もかかることだし、もちろんリスクもあることだから……。糸リフト経験者の友達に相談しながら、信頼できる病院を探しました」

効果は即実感できた。外見的な変化だけでなく、内面的な変化もあり、驚いたとゆまちさんは続ける。

ゆまちさん子供と散歩

「毎日メイクをするとき、鏡をみて『るんるん♪』みたいな。毎日に、“ちょっとの幸せ”が増えるんです。この“ちょっと”が、実はすっごく大事だなって思います」

独身時代の趣味はパチスロ
今の趣味は、子供の遊び場発掘

独身時代、美容のほかに、パチスロも趣味だったゆまちさん。しかし、子供中心の生活になった今はほぼ行けていないと言う。

駆け寄る子供
ゆまちさん笑顔

「今は子供が第一優先。だから、趣味は子どもの遊び場発掘になっちゃいました(笑)。まだあまり分からないかもしれないけど、経験として、色々な場を楽しんでほしいから」

そんなゆまちさんが、子育てで特に大事にしていることは何かと聞くと、「とにかく、『大好き』をちゃんと伝えるようにしてます」と笑顔で教えてくれた。

「言葉にだしたり、ハグしたり。いっぱい行動で伝えるようにしてるんです。もちろん怒るときもあるけど、根本的には『あなたがそこにいるだけで、私たちは幸せなんだよ』ってことをちゃんと伝えていきたいから。寝る前に『大好きだよ』『今日もありがとう』って。……伝わってるかは分かりません(笑)」

ゆまちさんは、現在34歳。「ギャルをやめなきゃ」と思ったことはないとキッパリ言い切る。

「年齢がどうとか、ママだからどうとか……私はそれをガン無視して生きているから(笑)。『いい歳して恥ずかしくないの?』って言われても、『そんなことわざわざ言っちゃうあなたのほうが恥ずかしくない?』って思っちゃうんです。好きな格好してて何が悪いの?って。だから私はこれからも、『自分が好きな自分』で居続けます」

ゆまちさん横断歩道
「私にとって美容医療は、改善したいところをピンポイントで手助けしてくれる、ハイパーアイテムです」
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