美容医療をトライし続け、施術歴は10年
人生も美しさもバージョンアップしていく
撮影:小川 遼
1995年生まれ。シンガポール出身。シンガポール、中国、アメリカ、オーストラリアなどで暮らし、大学在学時代に来日。卒業後は外資系企業に就職し、のちに2022年IT系インターネットメディア総合コンサル会社「Tecstandard株式会社」の立ち上げに携わる。英語、中国語、日本語、韓国語に堪能なマルチリンガル。
大事なのは勉強すること、資格はその“ついで”
シンガポールにルーツをもつ、須藤ジュナさん。従姉妹が兵庫県神戸市に住んでいる縁で小学生の頃からたびたび来日。大学時代から日本に住み、現在は帰化もしている。流暢な日本語を話すが、特別なレッスンを受けたこともなく、日本語検定などの資格取得を目指したこともないのだそう。
「大事なのは“勉強する”ことであって、試験はあくまでその検証。資格はついでのもので、目的ではないと思っています。勉強していく流れで医療通訳の資格を取ったので、中国圏の友だちに日本のクリニックを紹介することもあります」
医療通訳の資格を取ったのは、語学に堪能なこともあるが、美容医療に興味があったから。現在27歳だが、「美容医療歴は10年」と笑顔で話す。
「最初に美容医療の施術を受けたのは、オーストラリアのメルボルンに住んでいた16歳のとき。旅行先の韓国で二重の施術を受けました。オーストラリアの高校はサマーホリデーが長く、うまく調整すれば4か月くらいになるので、施術を受けてダウンタイムが終わってからオーストラリアに戻りました。当時は右目が一重で小さかったんです。学校でも美容医療は流行っていたし、美容大国と言われる韓国で体験してみたかったのもあります」
そこから10年間で、最新のものや評判がいいと言われる美容医療は「まずは試していた」というジュナさん。次にトライしたのは17歳のときの鼻プロテーゼ。受けるにあたり、症例を見比べて、自分に合う施術やクリニックを研究したという。
「だいたい鼻プロテーゼの場合、2〜3年で元に戻ってしまって、仕方なく再チャレンジする人も多いんです。そんななか、私の鼻の形は10年間キープできています。いろいろと調べて、腕の良い医師にお願いし、当時の一番良い素材を使いました。やはり施術を受ける前に、医師、材料、そして自分に合うものは、とことんリサーチしたほうがいい。ネットの記事が“噂レベル”だとしても、目に入ってきたならきちんと調べたほうがいいですね。日本のことわざで『火のないところに煙は立たない』というのがありますよね。噂には根拠があることが多いですから。いろいろとトライしてきたなかで、これははっきり言えます」
一番興味があるのは「これから自分がどうなっていくのか」ということ
その後、サーマクールやボトックスなど、たくさんの施術を試してきたが、ジュナさんがモットーとしていることは、仕上がりが“ナチュラル”であること。見た目が不自然になる施術は避けてきた。
「美容医療を受けていることについてはまったく隠していないんですが、ナチュラルに見えるほうが好きなんです。やりすぎないほうが次に新しい施術もトライしやすい」
“ナチュラル”にバージョンアップする施術として、つい最近、下まぶたの結膜から瞼板と眼瞼筋膜に糸を通し、瞼板を下に下げる、たれ目形成の埋没法を受けたばかり。
「まだダウンタイム中です(笑)。たれ目形成の埋没法は19歳のときに受けたことがあるので2回目です。1回目に受けたときはナチュラルにしすぎて変化があまりにもなかったので、今回は強化しました。あとは幹細胞注射は定期的に受けています。美容にかける年間の金額はだいたい100万円くらいでしょうか」
現在ジュナさんが所属する「Tecstandard株式会社」では、ITに関するシステムの企画、開発や運用に関する支援、コンサルティング事業を展開。日本全国を飛びまわり、忙しい日々をおくっている。
「数年後には30代になりますし、これからどんどん美容にお金がかかると思うので、頑張って働かなくちゃと思いますね。仕事で関わる男性には美容に興味をもっている方もいて、美容医療について聞かれることも多いです。対面でお話しすることが多いので、きれいにしていたいというのはもちろんあります。でも、相手に自分を好きになってもらうためにきれいになりたいんじゃない。これからの長い人生を美しく生きていきたい、そのために、自分を喜ばせたいんです。『美容=自分のため』と言い切れますね」
はじまった2023年も「仕事に邁進したい」と断言するジュナさん。
「恋愛に興味はあるけれど、今はまだそちらに向いていません。仕事が楽しいので、2023年も仕事が中心になると思います。今後自分がどうなっていくのか、どれくらい頑張ったらどうなれるのか、それに興味がありますね」
現在まではメスを使った施術は体験したことがないそうだが、30歳までに体験したい施術があるのだそう。
「『生え際から眉、眉から鼻の下、鼻の下からあごまでが1:1:1』という、美人の黄金比というのがありますよね。私は鼻の下からあごの長さがちょっと長いので、30歳までにあごの長さを調整したいと思っています。ダウンタイムは3か月かかると言われているので、タイミングなどは慎重に考えていきたいと思います」
学生時代はモデル事務所に所属し、ランウェイを歩いたことも。スタイルも抜群のジュナさんだが、ボディの施術にも興味があるのだそう。
「豊胸にも興味があります。ダイエットは特にしていないのですが、趣味が乗馬とゴルフ、テニスなので、運動はしています。乗馬は12歳からやっているのですが内転筋と大臀筋を鍛えるので、スタイル維持になっていると思います。ゴルフとテニスは仕事するようになってから、教養のために始めました。やっていることでビジネスでも声をかけられることが増え、人間関係にも役立っています。2023年はもっと上達できたらいいなと思っています」