理想の彼女は「二重」と「脱毛」が連れて来た。20代での施術が未来を変える
撮影: 森山 越
東京都出身江戸川区出身の29歳。2社掛け持ちでフードデリバリー業に従事。趣味は読書と彼女とのカフェ巡り。
今見ると「よくこの顔で生きていたな」
と思う
スマホに映る1年前の自分の写真を見せながら、そう話してくれたかぽさん。重めの一重で物静かな雰囲気だった過去と比べると、今は目の大きさも輝きも増して笑顔が優しい感じ。確かに受ける印象はだいぶ違う。
元々自分の顔にコンプレックスがあったわけではなかったし、美容医療についてはどちらかというと反対派だった。しかし前に付き合っていた彼女が二重埋没をしていて、彼女の話を聞くうちに、自分も美容医療に興味を持つようになったのだという。
「一番のポイントは費用が思ったより安かったことですね。美容医療ってとにかく高いイメージでしたが、自分でもなんとか出せる金額で、きれいな顔が手に入るとわかって。それなら自分もやってみようかなと思ったんです」
ちょうど前職を辞めたタイミングだったこともあり、施術をするなら今だと決心した。YouTubeやTwitterで口コミなどの情報を集め、二重埋没が得意な病院を調べ、人気の医師を指名する。
「特にどういう二重にしたいのかイメージを決めずに受けたのですが、施術前に完成形を見せてもらえたので安心できました。直後は二重幅の左右差が気になりましたが、状態が落ち着くにつれて『二重いいよねー』とか『目がおっきいね』とか、人から褒められることも多くなり、今は本当にやってよかったと思います」
外見に自信が持てるようになり
理想的な彼女と出会えた
美容医療の施術を受けて最もよかったと感じるのは「出会いの質が変わったこと」だとかぽさんは言う。マッチングアプリでの反応も目に見えて良くなり、今の彼女と出会うことができた。
「彼女は電車で1時間ほどの距離に住んでいて、お互い一人暮らしをしています。土日はどちらかの家でゆっくり過ごしたり、カフェにご飯を食べに行ったり、一緒に買い物をして彼女に服を選んでもらったりしています。ファッションは二人ともシンプルなものが好きですね。今日つけているネックレスは彼女からの誕生日プレゼントです」
食もファッションも好みが合う彼女は、その外見もかぽさんの好みなのだという。そんな理想の彼女と出会えたのは、かぽさんが自分自身の外見を整えたからこそのようだ。
「外見のいい人と付き合いたいなら、自分の外見もよくしなければ。『中身さえ良ければいい』という意見もあるけれど、第一印象は9割が見た目だとも言われていますよね。見た目が良くない相手に対して、その人を知りたいとも思わないはず。だからまず外見を磨くことが大切で、中身を磨くのはその後でもいいのではないでしょうか。それに外見が変わると気持ち的に余裕ができて、優しくなれるとも感じています」
現在の彼女も二重埋没や目頭切開の経験者で、お互い美容についての情報交換もしている。スキンケアはほとんどしたことがなかったかぽさんだが、彼女からおすすめの化粧水や乳液を聞いて毎日実践するようになった。
対面の少ない「デリバリー業」でも
見た目が変わることには意味がある
かぽさんは昨年春、勤めていた運送会社を退職し、慣れていた配送のスキルを活かしてフードデリバリー業を始めた。その直前に二重埋没の施術を受けていたことで、仕事へのモチベーションにも影響があったようだ。
「フードデリバリー業は外見をあまり意識していなくて暗い印象の人も結構いるんですよね。対面の時間は短いですが接客業ですし、僕はなるべく明るい笑顔で配送して、お客様に少しでも気持ち良く利用してもらいたいという気持ちがあります。そのせいか、時々チップをいただけることもあって嬉しいですね。ちゃんと自分の外見を意識して整えている人は、自信も出てくるし、見た目の印象もいいし、いろいろな面で人と差をつけられると思います」
平日は11時から14時と、18時から23時のピークタイムを中心に働き、1日の配送数は多い時で40件。注文が多い日は昼食を取らずに配送し続けることもある。最初は自転車を使って配送していたが、効率化を考え、坂道なども移動しやすく小回りがきく125ccのバイクを購入した。
「忙しいけど、毎日売り上げ目標を決め、それを達成するために考えながら働くことはゲーム感覚で楽しい。お客様から『ありがとう』と言ってもらえるのも嬉しいですね」
束の間の休憩時間には昼食をとるほか、デリバリー系YouTuberの動画を見て仕事に関する情報を集めたり、自己啓発本を読んだりしている。
「食事は極力自炊しています。仕事柄ファストフードを目にすることが多いので、食べたい誘惑に駆られることもありますが、僕は太りやすいのでなるべく避けています。YouTubeでレシピを覚えたオムライスや野菜炒めなど簡単なものをつくることが多いですね」
とかぽさん。今後はよりシャープな印象になることを目指し、ダイエットを始めたり、エラのボトックス注射も受ける予定だ。
美容医療は未来への投資。
20代でチャレンジできてよかった
かぽさんにとって、美容医療は読書やダイエットと同じ「未来への投資」だという。
「髭と全身の脱毛も受けましたが、美容医療は見た目がきれいになるだけでなく、その後の手入れまでもがものすごく楽になる。たとえば髭の脱毛を受ける前は2日に1度は剃っていたのが、2週間に1度だけで済むようになって、美容医療の施術ってすごくコスパがいいなと感動しました。お金はある程度かかるものの、多くの人が出せない金額ではないと思うし、払えばそれ以上のメリットが得られると思います。僕は来年30歳になりますが、20代のうちに美容医療にチャレンジできて本当によかったと思います」