Documentary
Documentary #二重・目元

二重、それは“無敵モード”。裏方でも感じた大いなるメリット

2023.02.02
未来
取材・文:平川 恵
撮影:小川 遼
未来 施術経験は、二重埋没、ヒアルロン酸注入。
東京在住。平日は主に制作会社において進行やブッキングなどの事務作業、休日は地下アイドルのイベントの手伝いなど、裏方作業を行う。食べることが好きで、家でゆっくりお菓子を食べながらアニメや映画を観るのが至福のひととき。趣味はダーツ。10代の頃からファッション、メイクに興味があり、ジャンル問わずチャレンジしている。
芸能関係の仕事に就く未来さん。ドラマ制作や地下アイドルのイベントなどの場で裏方に徹し、華やかな芸能界を下支えしている。表舞台に立つ人は、見た目が人気に直結することも多いが、裏方で働く人にとって美容医療はどのようなメリットをもたらすのだろうか? 未来さんが美容医療に取り組んだ理由についてお話を伺った。

華やかな芸能界を支える裏方の仕事にやりがいを感じて

芸能界の華やかな世界を支えるのが、未来さんのような裏方の存在だ。業務は多岐にわたる。

未来さん話す

「平日は、芸能事務所においてロケ先のブッキングやキャスティングの進行管理のような細かい事務作業を。休日は、事務所所属のアイドルのイベントの手伝いに駆り出されることが多くて、物販からバックヤード、イベント進行まで、あらゆることをこなしています。コロナ禍の前は、ほぼ休みがない日もありましたね」

スタイルもよく、表舞台に立ちそうな華やかな雰囲気があるため、アイドルを仕切る現場では、出演者側に間違えられることもある未来さん。しかし、他人の評価で自分の価値が左右される表舞台の仕事よりも、自分が能動的に動くことで成果が変わっていく裏方の仕事のほうがやりがいもあり、性に合っていると感じている。

未来さん鏡見てる

「この仕事に就く前、一瞬表舞台に出てみたいと思い、メイド喫茶で2~3年働いたことがありますが、私はメイドさんとして表に出てみんなにちやほやされるより、裏方仕事の方が好きなのかも……って気づきましたね」

表舞台に立った経験や知識は、裏方でも役立つ。知り合いから声を掛けられて、思いがけず足を踏み入れた芸能界の裏方仕事だが、続けるうちにやりがいが生まれ、今は仕事が楽しい。次は、新しく売り出す人のプロモーションが待ち構えているという。

「プロモーションの経験や知識がない私にとって、まったくのゼロスタート。自分に足りない部分がたくさんあるけど、年齢的にも経験的にも任される年代になってきたのかな。責任のある仕事はできればしたくないけど、頼られると頑張っちゃう性格だから、やっぱり私は裏方の仕事が向いているのかな、って思っています」

頑張り過ぎないための選択
美容医療で、おしゃれが楽しくなった

未来さんは、10代の頃からファッションやメイクが大好き。青文字系の雑誌を愛読し、高校生のときはアルバイトをして、好きな洋服を買っていた。アパレル関係の仕事をしていたこともある。

未来さんソファで話す

「それもあって、今もファッションはロリータ系もビジュアル系も古着も韓国系も、ジャンル問わず何でも好き。メイクも好きで、自分に合うものを求めて日々トライアンドエラーを繰り返しています」

雑誌を読み、アイラインやアイシャドウの入れ方を研究する。しかし高校生のときは一重まぶただったためアイメイクがうまくいかず、それが悩みだった。

「雑誌に載っているメイクって、一重に向けて解説してないんです。一重だとアイラインを引いても消えてなくなっちゃうし、アイシャドウを塗ってもうまくいかない。一重向けのメイクをガラケーで調べて試しても、やっぱり二重にはかなわないんです」

高校卒業をした頃、友達につけまつげを使って二重にする方法を教わった。メイクの楽しさが格段に変わったそのときの経験が、のちに埋没法にチャレンジする大きなきっかけとなる。自分で払える価格帯だったことも背中を押した。

未来さん笑顔

「私のまぶたは、それほど重くないので、まぶたを持ち上げながらつけまつげをすると、二重になるんです。二重になると、雑誌に載っていたメイクを試すのも、写真を撮るのも楽しい。ただ、目の調子って日によって違うから、つけまつげだけでキレイにまぶたが上がるときもあれば、全然上がらないときもある。二重にするのがうまくいかない日は、20~30分ぐらい鏡の前で格闘することなんてザラです。それが段々煩わしくなってきたのもあり、いろいろ調べた結果、埋没法ならダウンタイムが短いと聞き、20歳の頃、仕事が休暇に入るタイミングで二重の施術を受けました」

「埋没法で二重にしたら、朝の支度がすごい楽になりました。一重のコンプレックスが解消されただけで、写真を撮ったり、外出したりするのが苦じゃなくなって、“無敵モード来たかも?”って思いました。気持ちまで明るくなりましたね」

未来さん横顔

その後、埋没法でつくった二重が安定しないときに受けたのがヒアルロン酸注入だ。

「ドクターに相談したら、埋没法の再施術をするか、ヒアルロン酸をまぶたに注入するかを提案されて、私は後者を選択しました。そしたら二重幅が安定したんです。しかもドクターが、まぶたに入れたヒアルロン酸が少し余ったので、ほうれい線の凹みに入れてくれて。そうしたらほうれい線が目立たなくなったんです。ヒアルロン酸すごい!って思いました」

芸能界では珍しくもない美容医療を、自然なスタイルで取り入れていく。

表舞台に立つ人に囲まれている未来さんにとって、美容医療は珍しくない「みんながやっている」こと。

未来さんソファで読書

「ヒアルロン酸を涙袋に入れるのは安いからみんなやってるし、まぶたを二重にするのはもはやあたりまえ。鼻筋をつくるプロテーゼや脂肪吸引も、チャレンジしやすい価格帯になっているから、施術を受けている人が増えてますよね。‟最近見ないな……”と思っていたアイドルに久しぶりに再会したら、顔が変わっていた、ってこともたまにあります(笑)」

未来さんが美容で目指したいのは、あくまでも自然でキレイな状態。現在は、あご下の脂肪吸引注射と糸リフトが気になっている。

「施術をしすぎて不自然になるのではなく、年相応に老けていくこともすごく素敵なことだと思ってるので、私は楽しく負担にならない程度に美容を取り入れていきたい。メスを入れなくても、注射でできるヒアルロン酸や脂肪溶解など、いつもの生活をラクにする美容医療とは、今後もうまく付き合っていきたいです」

未来さんとカーテン
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