Documentary

職場の同期に「全身脱毛してるよ」と打ち明けられ、美容の新たな目標に

2023.02.06
コン
取材・文:桑原恵美子
撮影:小川 遼
コン 経験施術は、医療脱毛。
埼玉県所沢市出身の35歳。児童福祉専門の人材紹介サービスの管理職。趣味は愛猫と遊ぶことと、日帰り旅行。最近、サックスを習い始めた。
やや緊張のおももちで取材場所に現れたコンさんは、実年齢よりも若々しいルックスでありながら、年に似合わない落ち着きを感じさせる穏やかな雰囲気。それでいてフランクで話しやすいという、相反する印象をいくつも併せ持っていた。それはもしかしたら、児童福祉専門の人材紹介サービスという職業と、彼以外の全員が女性という職場環境に起因するものなのかもしれない。

「自分がやりたい仕事」に気づかせてくれたのは、
教え上手な自動車教習所のインストラクターだった

「確かに昔からおとなしい性格ではありますね。男ばかりの三人兄弟の三番目なんですが、男同士だと一般的にはケンカばかりするイメージがあるじゃないですか。でもうちは珍しいことに3人とも、わりとおとなしい性格で、ほとんどケンカはなかったですね。今思えばこういう性格が、会社の社風にハマったのかもしれません」

コンさん斜めを見ている

大学を卒業して最初に目指したのは、自動車教習所のインストラクター。自分が通った教習所の
インストラクターが教え上手で、教わるのが楽しかったこと。その後に通ったバイク免許の教習所のインストラクターが、逆に高圧的で教わるのが辛かったことから、「相手を緊張させずに何かを教えられるような仕事をしたい」と考えた。

「ところが教習所の採用試験を受ける直前に、交通違反切符を切られてしまって(苦笑)。規則で1年間は試験を受けられなくなっちゃったんです。そのときに出会ったのが、現在の児童福祉専門の人材派遣会社。保育士や幼稚園の先生、学童保育施設のスタッフさん専門の派遣会社ですが、『人に何かを教える人をサポートする仕事』という点に魅力を感じ、入社しました」

保育士さんの負荷を減らして、“自分が望む保育ができる環境”を整えたい

一般的に派遣会社はブラックなイメージを抱かれがち。しかも最近、保育園関連でもブラックな労働環境に起因すると思われる事件が報道されている。しかし、コンさんが勤務している会社では、これらのネガティブイメージを根本から解消しようとしている。

コンさん立ち姿

「僕の勤務している人材派遣会社は、企業理念のひとつに『保育のインフラになる』という言葉があり、保育園での困りごとの解決に向けて提供できることを共に考え、少しでも保育士の負荷を減らすということを重視しているんです。

今のような保育士の負担が重すぎる状況が続くと、業界的にも保育士という仕事にブラックなイメージがついて、人材が集まりにくくなるでしょう。また親御さんも、保育園を選ぶ目がさらに厳しくなると思います。今がこんな状況だからこそ、これからの保育園は、保護者にも保育士にも選ばれるような体制づくりが必要不可欠であり、それができない保育園は、先々苦労すると思います」

そういう保育園のニーズに対してコンさんの会社では、園長や経営者向けのセミナーを積極的に開催し、意識改革のサポートを行っている。

「保育士さんの負荷を減らすことで、保育士さんが目指す理想の保育を実現できるようになる――。そう信じているので、そのお手伝いができる今の仕事には大きなやりがいを感じています」

コンさんとピアノ

ちなみに、コンさんが勤務する事務所では、彼以外は全員女性だ。

「保育士さんなどを対象にする仕事なので、やはり女性同士の方が共感しやすい、いろんな悩みをわかってあげやすいという面は、間違いなくあると思います。そういう意味で、男性社員が定着しづらい面はありますね。ただ僕の場合は上司や同僚に恵まれていたことが大きい。早い段階で支店長になったので悩んだこともあったのですが、そのときも周りの方がみんなで支えてくれました」

愛猫の話なら、何時間でもできる(笑)

プライベートは、愛猫中心の生活だという。

コンさんと夕暮れ

「猫種はノルウェージャンフォレストキャット。すごく寂しがり屋で甘えん坊な子なので、僕の帰宅後30分ぐらいは『なでろ』タイムです。とにかく毛がふわふわの猫と暮らして、思う存分モフモフしたかったので、僕にとってはまさに理想の猫ですね。職場でも気がつくと猫の話をしてしまいがちなのですが、皆さん、好意的に聞いてくれてありがたいです。

もともと、ゲームをしたり漫画を読んだりとインドア派だったのですが、猫と暮らし始めてからさらにその傾向が強くなってしまって……。最近は少し反省して、友達と近場のプチ旅行にも行くようになりました。でもやっぱり猫のことが気になって、早めに帰ってしまうんですけど(笑)」

女性の同僚に「脱毛の効果あったね!」「ツルツルだね」と驚かれた

ヒゲ脱毛を決意したのは、もともとかなりヒゲが濃い上に肌が弱いため、毎朝のヒゲ剃りに時間がかかり、肌にも傷が絶えない状況をどうにかしたいと考えたから。

「毎朝、ヒゲ剃りだけで10分以上かかるし、首まわりまでヒゲがあるので、気がつくとなぜか血だらけになっているみたいな感じで。しかもヒゲ以外も体毛が濃いので、夏も長袖と長ズボンしかはけません。気にしすぎかもしれないけど、やっぱり見苦しいものは見せたくないという気持ちが強くて。色白なので余計に毛が濃いのが目立つんですが、そうやって隠すから日に焼けずに白いままになってさらに目立つという悪循環なんです」

コンさん夕暮れを歩く

医療脱毛の6回コースを選んだのは、最初にお金を払ってしまえば途中で挫折しないだろう、という目論みだった。だが最初の1回で早くも大きな効果を感じて驚いたという。

「1回やったら1ヶ月ぐらい全然ヒゲが生えてこなかったので、もうびっくりしました。これならすぐに2回目をやらなくても大丈夫だなと思って、1カ月半から2カ月くらい空けて2回目をやり、今3回目まで来ています。コロナ禍できれいに全部施術を終えて、コロナが終息した後にマスクを外しても大丈夫になっているといいなと思っています。

生活上での変化は、朝の身支度の時間が本当に短くなりました。それに夕方近くになるともうヒゲが目立ち始めていたので、マスクをはずす夜の会食が苦手だったのですが、最近は全く平気になりました。同僚と食事をすると『脱毛の効果あったね!』と驚かれます。そういう話もフランクにできる職場なんですよ(笑)。まだやっていない人に言いたいのは『早くやったほうがいい』ということですね。僕も20代でやっていればよかったと思っています」

男性の美容への意識は、「大きく変わっている」

男性の脱毛には抵抗を感じている人がまだ多いのでは、と思っていたが、昨年の支店長会議で大きく認識が変わった。「ヒゲ脱毛を始めた」と話したところ、数人の支店長から「自分もやっている」と打ち明けられたという。

コンさんインタビュー

「女性が多い職場ということもあるかもしれないですし、会社の代表が普段から身だしなみに厳しいということも関係しているかもしれません。でも思っている以上に、男性の美容に対する認識が変化しているんだなと感じました。中には全身脱毛をやっている支店長もいて、その話を聞いたら僕も将来的にやってみたいと思うようになりました」

コロナ前までは、音楽教室に通ってサックスを習っていた。コロナで中断していたが、最近また少しずつ始めている。

「音楽はできないんですけども、ジャズを聴くのが大好きだったことと、友達に誘われて楽しそうだったので……。将来的には、サックスが吹けるかっこいいおじさんになりたいですね。その頃には全身脱毛も終えてツルツルの肌になっていて、半袖で涼しげに爽やかに演奏していたいです(笑)」

コンさんカメラ目線
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