人生やっぱり、趣味を楽しむ時間がなくちゃ。若々しい見た目で充実した50代へ

2023.03.03
剛
取材・文:山西裕美(ヒストリアル)
撮影:小川 遼
経験施術は、医療脱毛、シミ取り、AGA。
1979年生まれ。東京都出身。大学卒業後、自動車業界へ。9年半の勤務を経て、パソコンスキルがあったことから建設業界へ転職。CAD(Computer-Aided Design[コンピューター支援設計])オペレーターとして勤務。2023年から、同業種で転職し、新スタートを切っている。
CADソフトを使って建物を建てるサポートをする「CADオペレーター」として10年のキャリアを持ち、多能な日々をおくる剛さん。仕事に明け暮れる日々のなかで、改めて重要だと感じたのが「趣味を楽しむ時間の確保」だという。20代の頃と変わらないスタイルと肌を維持しながら、来るべき50代に向けて、2023年は心身のリセットを計画している。

趣味のサイクリング中に、涙が出てきた

約10年自動車業界に勤務していたのもあり、もともと車やバイクが好きだったという剛さん。近年は自転車(ロードバイク)によるサイクリングに凝っている。現在は建設業界でコンピューターを使用してサポートなどを行うCADオペレーターとして勤務。“激務”とも言える日々のなか、なんとか時間をつくって参加した自転車仲間との1泊2日の伊豆大島への旅は、そのサイクリング熱にさらに火をつけた。

剛

「仲間5人の一番後ろを走っていたんですが、みんなの後ろ姿を見ながら、もう楽しくてうれしくて、泣けてきました(笑)。『やはりこういうのがないと、やっていけないな』と思いましたね。前職は忙しすぎて、毎日最低限の生活を送るのが精いっぱいだったんです。趣味を謳歌する時間がないと、人生は楽しくないなと実感しました。前職は職人が中心の会社で、CADオペレーターは僕ひとりだったので、休みはなかなか取れなかった。2023年からは、CADオペレーターが数人いる会社に転職することになりました」

脱毛と育毛を両立、「抵抗できるところまでしてみようかな」

学生時代からそれなりにスキンケアをしてきたという岩田さん。サイクリングの際は「仲間の女性以上に日焼け対策をしている」と言うが、それには理由があった。

「自転車に乗るときは半袖短パンの仲間が多いんですが、僕は手も脚も肌を出さない。顔の露出をしている部分には、日焼け止めをしっかり塗っています。一番の理由は、とにかく肌が痛くなるからなんです」

岩田さんが髭脱毛に踏み切った理由も、肌の弱さにあると言う。

剛
剛

「髭剃りをすると顔中血だらけになってしまって、しばらくは他の人が見ても痛々しいくらいに赤くなってしまい、それから肌が赤黒く変色していくという悪循環……。顔は最も人に見られる部分ですし、一度髭を剃ると憂鬱で、外出するだけでも嫌でした。なので、24歳のときに髭脱毛を受けました。脚の体毛が濃くて、布団や床によく落ちているのもストレスになっていたので、その後は脚の付け根から踵まで脱毛しました。次は日焼け止めも塗りやすくなりますし、上半身の脱毛も検討しています。現在は“ほかの施術”を受けている影響でときどきは生えてきますが、ほとんど剃らなくてもいいので快適です」

岩田さんが受けているその他の施術というのは、AGA(androgenetic alopecia[男性型脱毛症])治療のこと。

「頭皮にいい薬をつけたり飲んだりしているんですが、その影響で眉毛や背中などの体毛が濃くなることもあると聞きました。僕もちょっとこめかみのあたりの毛が濃くなってきた気がしています。減らしたいところもあるけど、増やしたいところもあって、なんだか忙しいんですが(笑)」

世の男性のほとんどが年齢とともに気になり始めるという頭皮。岩田さんは、42歳で治療をスタートさせた。

剛

「40代になって『ちょっと薄くなってきたかな』とは思っていたので、発毛外来のカウンセリングを受けてみたんです。そこで、『今はまだ治療で発毛効果が期待できる段階にある』と言われて決意しました。ずっと“童顔”と言われてきたので、髪の毛が薄くなったら自分の顔と合わないんじゃないかなと思っていました。今なら元の状態に戻せると言われたので、抵抗できるところまでしてみようかなと(笑)」

「太れないですよね、好きな服を着るためには」

20代の頃の頭皮状態に戻すべく“抵抗”している最中だと言うが、体型については元に戻すまでもなく、ずっと維持しているとのこと。撮影にあらわれた岩田さんは、スリムな体型でブランドの服を着こなしていた。

「日々筋トレをしていますし、自転車でカロリーを消費していることもあって、意識的にダイエットをしたことはないですね。自転車で遠征して、着いた先で食べるグルメがまたおいしいので、食事の制限はしたくないです。でも洋服が好きなのでスタイルは変えたくないですね。今は『JOSEPH(ジョゼフ)』というブランドが気に入っていて、よく買っています。太れないですよね、好きな服を着るためには(笑)」

制限をしていないとはいえ、日常的な食生活には気を遣っている。

剛

「休みの日は1週間分の食事の買い物をしています。料理をする時間が取れないので、米や納豆や豆腐、味噌汁の具などが中心です。コンビニエンスストアの食事は絶対食べないし、普段は外食もほとんどしないですね」

「趣味をもう少し楽しみたい」ことから転職し、新しい会社でスタートを切った岩田さん。業務内容は前職と同じCADオペレーターだが、今よりは休みが確保できそうだという。「50代に向けての抱負は?」と聞くと――。

「結婚できたらいいなと思いますね(笑)。趣味がサイクリングの女性に出会えたら一番いいんですけど。お互い趣味を楽しみながら一緒に楽しく生活していければ。サイクリングってお金がかかる趣味だと思われて、女性ウケがよくないんだとか。まぁ凝り始めたらキリがないですけど……。健康にもいいし、女性の持つイメージが変わってくるといいなと思っています」

剛
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