“膝小僧をお仕置き”し続けて6年、やり続けることが夢の第一歩
2022.05.25
取材・文:有竹亮介(verb) 撮影:森カズシゲ 撮影場所:池袋
膝小僧お仕置きストしんぺーさん お笑い芸人
仕事について
小学生の頃にM-1グランプリに憧れて、お笑い芸人になりたかったんですけど、なかなか踏み出せず、警察学校に進んだんです。でも、夢を捨てきれず、警察にはならずに芸人になりました。芸歴8年目なんですが、6年くらいずっと膝小僧をお仕置きするギャグをやり続けてます。先輩方から「インパクトがあるギャグだし、続けたら『いつまでやってるんだ』って笑いにつながるから」というアドバイスをいただいたので。警察官の父は、息子が芸人になって悲しんでますけどね(苦笑)。
仕事場について
よく「ラスタ池袋」に出演させてもらっています。お笑いライブってエントリー代を払って出演させてもらうことが多いんですが、「ラスタ池袋」はエントリー代がないですし、お客さんを呼び込めたら出演料もいただけて、芸人ファーストなんです。今は事務所に所属せずにフリーで活動しているので、本当にありがたいし、この劇場がなかったら今の僕はいないですね。
自分ルールについて
元プロ野球選手のイ・スンヨプ選手の名言「真の努力は決して背を向けない」を座右の銘にしています。学生時代に野球をやっていた頃から好きで、芸人をやっている今もこの言葉に救われてますね。膝小僧をお仕置きするギャグを続けていたら、2年ぶりに見に来てくれたお客さんが「まだお仕置きしててうれしかった」と言ってくださって、僕の方こそすごくうれしかったです。人生をかけて芸人になったときは、まさか膝小僧をお仕置きするとは想像もしてなかったですが、これからも続けていこうと思います!