Street Interview
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浪江町の“やってやろう精神”が大好きです!

2022.06.20 取材・文:岡本のぞみ(verb) 撮影:有泉伸一郎(SPUTNIK) 撮影場所:浪江町
澤村なつみ(29)商社勤務
澤村なつみ(29)商社勤務

仕事について

商社で水素関連の事業に携わっています。昨年5月から浪江町勤務になり、移住してきました。それまで東京勤務で、遠隔で仕事を進めていましたが、今は町の人と接点を持ちながら仕事ができます。実際に暮らしている人が何を求めているのかを感じられるので、やりがいを実感しやすいですね。

浪江町は社会課題が多い地域です。これまで社会課題を解決するビジネスは、社会貢献やCSRとして行われてきました。でもビジネスとしてインセンティブを出せてこそ、継続して課題解決ができる。それを解決するのは水素じゃないかもしれない。いろいろと模索しながら、そのモデルを浪江町でつくっていけたら理想ですね。

「一見、“怖そう”と言われます。でも実はよく笑うんです(笑)」
「一見、“怖そう”と言われます。でも実はよく笑うんです(笑)」

浪江町について

浪江町には、おもしろくてエネルギーのある人がたくさんいます。新規就農する人や私のように仕事で赴任した人など、移住して来る人も多いので、多様性に富んだ町でもあると思います。元々、住んでいた人もウェルカムで、受け入れてもらっています。どんな人も、「何かやってやろう精神」があって、この局面を自分達でどうにかしていこうというエネルギーにあふれています。なので、浪江町の魅力を聞かれたら、「人」なんでしょうね。復興は、元に戻すというより、前進するかたちで進められたらいいですね。

澤村なつみ(29)商社勤務

大切にしていること

浪江町に来てから、「変化を楽しむこと」に喜びを見出せるようになりました。元々、考えを変えないことや同じことを続けることを大切だと思うタイプでした。でも、思い起こせば大学のアメフト部でアナライジングスタッフをしていた頃、勝つための戦略を立てるうえで、「変化」は重要な観点になることを思い出しました。何を変えるか、どう変えるかで、自分自身の生き方も変えていける。そのことを思い出して、変化を楽しむようにしたら、いろんなことが楽しくなりました。そんな考えになれたのは、この町のおかげです。

澤村なつみ(29)商社勤務
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