「私の代わりはいる」
そう思えば、自由に身軽に行動できる
2022.06.22
取材・文:岡本のぞみ(verb) 撮影:有泉伸一郎(SPUTNIK) 撮影場所:浪江町
ゆっこちゃん(21)地域おこし協力隊
仕事について
浪江町の地域おこし協力隊は、「“なみえらしさ”を一緒に見つける、創る、広める」をモットーに活動しています。一人ひとりが地域課題を見つけ、解決する手段を模索して実行します。私は、ラジオ番組「ナミエノココチ」を週1回配信して、浪江町の最新情報をパーソナリティとして伝えています。町中であったイベントを収録したり、町の事業者さんに取材したりと、いろいろです。ラジオで、一人でも多くの誰かに浪江町のことを知ってもらえたらいいなと思っています。今後はSpotifyにてポッドキャストとしてエピソードを掲載していく予定です。
浪江町について
人が温かいですね。私は地域おこし協力隊として入ってきた移住者で新参者なのに、「今日はどう?」と声をかけてくれます。それだけじゃなくて、こういうことをしたいといったときに「やっちゃいなよ」と言ってくれる。知り合いもいない場所なので、とてもありがたいですよね。実は、6月に地域おこし協力隊は終了します。でも、その後も浪江町で起業するつもりです。力をもらった浪江町の役に立つ活動をしていきたいですね。
大切にしていること、座右の銘
「私の代わりは何人でもいる」という言葉を大切にしています。別に後ろ向きな言葉じゃなくて、自分の代わりはいくらでもいるから、自分の好きなようにすればいい、という意味にとらえています。そうすることで、日々ときめいていられるのですが、一方で自分の心に従って行動しすぎて、歯止めがきかなくなることもあるので、むずかしいところですね。個人的にそんな自分は嫌いじゃないです(笑)。将来的には、意識しないでも自分の行動が、人のためや何かのためになる人を目指しています。