Documentary

南の島も太陽も好きだけど、絶対に焼かない。
美肌女子の徹底した肌ケア

2023.08.31
彩さん
取材・文:相羽ゆづる
撮影:相馬隆暢
彩さん 経験施術は、VIO以外の全身医療脱毛、ハイフ、フォトフェイシャル。
1991年生まれ、栃木県出身。パティシエ、化粧品販売の仕事を経て、30歳からはリクルートに転職し、ホットペッパービューティーの営業に従事。ネイル、まつ毛、リラク、エステなどのサロン経営者と日々向き合っている。趣味は、K-POP(BTS、ENHYPEN)と旅行。
明るい笑顔が魅力の彩さんは、子どもの頃から肌のケアを気にして生きてきたという。そのためか、30歳を超えても見事な“ツヤ”と“潤い”を維持している。

大切なのは予防と日々のケア
南の島でも紫外線を徹底ブロック

彩さんのメイクテーマはシンプルで、「とにかく肌が綺麗であること」を大切に考えているそうだ。日々のスキンケアでは一度につき、30分以上かけて肌のケアをしているという。

「私は乾燥肌でとにかく水分を肌に入れないといけないので、化粧水を5、6回は浸透させています。パックも15分ぐらいつけて、そこから美容液、乳液、アイクリームなども塗って、ビタミン剤も毎日飲んでいます」

ONEドキュメンタリー取材彩さん

最も気をつけていることは紫外線を浴びないこと。小学生の頃から、「日焼けは絶対にしない」と誓い、それを実行してきた。美容に完全に目覚めたのは中学生のとき。当時流行っていた雑誌『Popteen』などを読むうちに、肌のケアや化粧品への関心が高まっていった。冬以外は日傘が必需品だそうだ。

「小学生ぐらいから日焼けはずっと気にしていました。もともとは肌がきれいな方ではなかったんですけど、昔から日焼けをしないようにしていたのが、今の美肌につながったかなとは思います。日焼けをしたら化粧ノリも悪くなるし、将来のシミ・しわの原因にもなる。そうなるとどうしても戻すのに時間がかかるので、頑張って最初から焼かないようにしています」

ONEドキュメンタリー取材彩さん

そんな彩さんだが、趣味は旅行。国内では、奄美大島や沖縄などの紫外線を強く浴びてしまう島が好きだというから面白い。また学生時代はテニス部に所属し、屋外コートでボールを追いかけていたそうだ。日焼けは絶対にしないけれど、太陽の下は好き。

「島に行ったときの私は、絶対に日焼けをしないように長袖を着て、帽子を被って、日焼け止めは3日で1本を使い切っちゃうぐらいずっと塗り直し。『行くなよ』って感じなんですけど(笑)。美容好きの友達と行ったので理解がありましたけど、美容に興味のない人と行ったら、ウザがられたと思います」

ちなみにこの取材日も、あいにくの快晴。朝から30度を超える炎天下だったが、撮影ではとびきりの笑顔を見せてくれた。

「今日もしっかり日焼け止めを塗ってきました。久々に傘なしで外に出ましたね(笑)」

ONEドキュメンタリー取材彩さん

周りに気づかれなくても
自分が満足できるかどうかが大事

25歳から始めた美容医療も、肌への効果があるものに徹底している。特にシミ取りのフォトフェイシャルは効果を感じたそうで、これからも毎冬にやろうと考えているそうだ。

「自分の努力では補えないところは、美容医療を利用してきました。スキンケアだけでは、なかなかシミは取れませんからね。今まではファンデーションにコンシーラーを重ねて隠していたので、メイクが崩れたときも汚くなっちゃってたんですけど、コンシーラーを付ける手間が省けて、ベースメイクが薄くなりました。そうなると、メイクが崩れても綺麗なんです。

他には、丸顔とエラの張りも気になるので、ボトックスなどの注入系に興味はあるんですが、効果が切れたときのたるみが怖くて……。フォトフェイシャルだと肌に光を当てるだけで顔の形を変えるわけでもないので、抵抗感を持たずにやっています」

ONEドキュメンタリー取材彩さん

そんな彩さんにとって美容医療とは何かと聞くと、「自己満足」という答えが返ってきた。美容医療を受けても、周りの友人にも彼氏にも気づかれることはない。それでもコンシーラーがいらなくなってベースメイクが薄くなるなど、自分の中では確かな効果を感じている。

「友達にも美容医療を受けている子がいて、その子は満足しているんですけど、私は『そんなに変わらなくない?』と思うこともあります。私も同じで、周りから気づかれることはないですけど、自分の中で少しでも自己肯定感があがれば充分。美容室に行く感覚に近いと思います」

パティシエ→美容部員→営業
ユニークなキャリアの果てに抱いた夢

美肌への努力を惜しまない彩さんは、ユニークな経歴の持ち主でもある。子どもの頃からお菓子づくりが好きで製菓の専門学校に通い、栃木県内のケーキ屋にパティシエとして就職。3年間働いたのちに、23歳で美容部員に転職して、銀座三越で働くことになった。栃木にいた頃から東京の美容部員に憧れていたのだという。

ONEドキュメンタリー取材彩さん

「パティシエの頃から休みの日は東京に化粧品を買いに来ていたので、銀座三越で働くことになったときは、嬉しかったですね。最初は『田舎者が東京に出てきた』という感じでした。言葉づかいも所作も分からなくて怒られてばかりでしたけど、結果的に成長できたので良かったと思います。『憧れていた仕事をさせてもらっているのだから』と、頑張ることができました」

働くうちに、化粧品の知識も接客の技術も吸収し続け、最後は副店長まで務めた。美容好きの先輩たちから肌ケアの方法も多く学び、充実した時間を過ごしていたが、30歳のときに所属していた会社のブランドが終了。そこで今度はリクルートに転職し、国内最大級の美容系ポータルサイト「ホットペッパービューティー」の営業職になった。

新しい業界に踏み出すということもあって、最初は飛び込み営業の難しさを感じていたが、その一方でやりがいも多く感じているという。

ONEドキュメンタリー取材彩さん

「仕事を通じてサロン経営者の方たちとお話ししますが、皆さん夢を持っています。そういう方々がホットペッパーにお店の情報を掲載して、その効果がでたときはやりがいを感じますね。夢のサポートができていることが嬉しいです」

経営者と向き合い、楽しさを感じる日々。そんな彼女自身も、実は起業の夢を抱いている。化粧品販売の会社を辞めてからリクルートに転職するまでの間に趣味で学んだ、アイシングクッキーのネットショップを始めたいそうだ。

「アイシングクッキーの勉強をしていたときが楽しすぎて、『私は結局、夢中で何かをつくることが好きなんだ』と思い出しました。ネットショップは、あと2年くらいで始めたいと思っています。将来家を建てるタイミングで、自宅のキッチンに工房をつくるのが今の夢です」

ONEドキュメンタリー取材彩さん

パティシエからキャリアを始め、化粧品販売員と営業を経て、またお菓子づくりの仕事に戻ろうとしている彩さん。もちろん、肌のケアは今後も続けていく。

「理想像は石井美保さんです。40代であれほど若く見えるのは、肌がきれいだから。あと、田中みな実さんも憧れですね。今もインスタライブなどで情報収集をしています」

話を聞くうちに、美肌をキープしながら、日々美味しいアイシングクッキーをつくる彩さんの様子が目に浮かんできた。

ONEドキュメンタリー取材彩さん
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