流れにまかせて、優しく穏やかに。
自然体で日々を暮らす、しなやかな40代へ

2023.09.30
篠塚知美さん
取材・文:山西裕美(ヒストリアル)
撮影:小川 遼
篠塚知美さん 経験施術は、ハイフ、ヒアルロン酸注射、ボトックス注射など。
1983年生まれ。東京都出身。高校卒業後、アパレル業界へ。その後、外資系コスメメーカーのスタッフとして働き、現在はナチュラル系スキンケアコスメメーカーの店頭スタッフとして勤務中。
アパレル会社を経て、現在はナチュラル系スキンケアコスメメーカーに勤務しているという篠塚知美さん。仕事で扱うコスメと同様、ファッションやメイク、そして佇まいもナチュラルな雰囲気を持つ女性だ。無理をせずに穏やかに、自然体で日々を暮らす篠塚さんの今の暮らしと、来るべき将来について聞いてみた。

人間関係の良い職場で、仕事自体は忙しい日々

Tシャツにサロペットというラフなファッションに、サッと手を加えたセンスあるヘアアレンジとナチュラルなメイク。撮影場所に現れた篠塚知美さんは、実年齢よりずっと若く見える。約3年勤務しているという自然派化粧品や生活雑貨を取り扱うブランドの影響もあるのだろうか、自然体のスタイルが魅力的だ。

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

「最初に働いていたアパレル会社はスパルタで、叩いて叩いてついてこられる人だけが残る……といった感じで厳しかったですね。今勤務しているコスメショップの店頭に立つときは、私服なので今日みたいな感じの動きやすい服装に、ネイルやメイクも派手すぎなければいいという感じ。同僚も優しい人たちばかりで、自分には合っていますね。お店は繁華街にあるので日々忙しいのですが、その方がやりがいがあります」

ストレスなく、無理しすぎず毎日を送っているのが、篠塚さんの美の秘訣のようだ。そんな篠塚さんは幼い頃から美意識が高かったという。

「だいぶませていたというか、物心ついた頃からかわいい格好をしたがったと聞いています。姉が絵本を欲しがっても、私はネックレスを欲しがったよう。髪の毛にカラフルな洗濯バサミをたくさんつけた写真が残っていますが、自分でつけたみたいです(笑)。基本的にはミーハーなので、その後の小学校、中学校、高校は普通に流行りものにのって生きていました。私の10代の頃は浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんが大人気で、もちろんマネをしていました」

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

お客さんの話を参考に、スキンケアコスメはとにかく保湿効果を重視

外資系コスメメーカーのスタッフとして働いていた30代前半の頃、「おでこのシワ」が気になり始めたという篠塚さんに、ある転機が訪れる。

「ある日50代くらいの女性がアイクリームを買いにいらっしゃって。お店では必ずカウンセリングをしてからお客様に商品をおすすめするのですが、その方が『シワとかたるみは美容医療を受けた方が早く結果が出るから、ここではとにかく保湿効果の優れたものを選んでほしい』と仰ったんです。商品をおすすめする立場でありながら、その話に納得させられてしまって(笑)。それ以来、コスメは保湿を重視。保湿をきちんとすることで、トラブルは防げると分かったんです」

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

それまでは悩みに特化した比較的高価な化粧品を使っていたが、シワが消えることはなかったという。

「高価な化粧品を使っても時間がかかるし、効果がないかもしれないと悟ったので、それ以来、皮膚にトラブルがでたらニキビひとつでも皮膚科に行くようになりました。そのほうが効率的ですから。今では、スキンケア用品も皮膚科の先生と相談しながら選んだものを使っています」

マスクで見えなくても、フェイスラインが上がっていると気分がいい

お客さんの話で参考にしたのは、保湿だけではない。35歳のときに、おでこへのボトックス注射の施術を受けた。

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

「おでこに4回ほどボトックス注射を受けました。そのとき、医師に勧められて一緒にヒアルロン酸注射も受けました。ここ数年はコロナ禍でずっとマスクをしていたので、鏡に映る自分の顔のおでこばかりが気になっていたんです。だた、おでこのシワが気にならなくなった代わりに、表情が固まって目つきがきつくなったような気がして……。ヒアルロン酸は普段の保湿をサポートする意味で、ときどきは必要かなと思いまして、今はボトックス注射はやめて、半年に1回ヒアルロン酸注射をルーティンにするようになりました。」

さらに、3カ月に1回の頻度でハイフもしているという。

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

「ある日、マスクを取ったらおでこよりフェイスラインのたるみのほうが気になって、そこからハイフも始めました。今も店頭ではマスクをして接客しているので、日中は見られることはあまりありませんが、やっぱりフェイスラインが上がると気分が良く、ハイフは必要かなと。自然な感じにはこだわりたいので、これからもハイフは続けていこうと思っています」

自分のペースでできるセルフエステでボディをケア

合わせて、2年ほど前から気になる部分を自分でケアできるセルフエステに通っているという。

「体重は変わっていないので痩せてはいないのかもしれないですけど、始めてからボディラインがすっきりして、ケアした部分を触ると柔らかくなった気がしますね。自分のペースで気になるところをケアできるので気に入っています」

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん

穏やかにナチュラルに日々を楽しんでいる篠塚さん。趣味は旅行、ドラマ鑑賞、そして日々の癒しはアイドルグループなのだとか。

「SnowMan、SixTONESが出ているテレビはだいたい観ています。メンバーの誰かが出演している映画も観に行っちゃってるかも(笑)。海外ドラマより日本のドラマが好きなんです。知っているタレントや俳優が出ているから感情移入しやすいのかも。旅行は昨年金沢に行ってとても楽しかったので、今年もまた行きたいですね。沖縄もいいなと思っています」

まもなく40歳になるというが、今後の目標はどんなところにあるのか聞いてみた。

「40歳になる実感があまり湧かないですね(笑)。40代の目標といっても特にありませんが、10年一緒に暮らしている彼がいるので『結婚できたらいいかな』とは思っています。でもそれもあくまで自然な流れで。焦らず、楽しく暮らしていければいいなと思っています」

ONEドキュメンタリー取材篠塚さん
share
    Recommend
    • みかさん
      中学の頃からニキビに悩み続けたOLの、完璧すぎる肌投資計画
      みかさん
      2023.02.24 Documentary #エイジングケア #スキンケア
    • 福長実咲(みさきち)
      歌手&ジムトレーナーにとっての美容医療 「あったら良いぐらいの、ビタミンサプリみたいなもの」
      福長実咲(みさきち)
      2023.02.03 Documentary #小顔・フェイスライン #スキンケア
    • さえ
      「人の評価は変わるから、自分のいいと思ったことをやる」 メイク大好き美容情報収集家の“施術の決め手”
      さえ
      2023.05.31 Documentary #二重・目元 #スキンケア
    Latest

    • 「1-ONE-」初のポップアップイベントでも大好評、湘南美容独自処方の強接着二重形成グルーでくっきり二重に!【アイリッドグルー】をクイズに答えて当てよう
      2024.11.15 Theme & Feature #Beauty

    • 人はなぜ「整形沼」にハマってしまうのか? 想像上の存在に追いつめられる自分に気づく大切さ 社会学者・谷本奈穂さんインタビュー
      2024.11.08 Theme & Feature
    • Text:Lisa Shiraishi

      漫画や小説の中に“自分の見た目の正解”を探して【第三回】反ルッキズムをテーマにした衝撃作『ブスなんて言わないで』
      Text:Lisa Shiraishi
      2024.11.07 Theme & Feature #医療脱毛 #他施術