自分を表現したい、YouTubeだってやってみよう
「人生を楽しんでいる人が一番キレイだと思うから」

2023.10.23
松井 結起子(Yuki.)さん
取材・文:ヨコシマ リンコ
撮影:鈴木 真弓
松井 結起子(Yuki.)さん 経験施術は、シミ取り治療(顔)、ボトックス(おでこ、目尻)、目の下のクマ取りと脂肪注入。
44歳からYouTube投稿を開始し、現在は動画クリエイター、舞台女優、ボイストレーナーなど多方面で活動中。趣味は舞台鑑賞、旅行。
YouTube
「結局、人生を楽しんでいる人が、一番キレイだと思う」。そう話す松井結起子さんは、現在47歳。学生時代に演劇を学び、テーマパークのキャストとして働いた。その後は舞台女優やゴスペルのボイストレーナーをするかたわら、44歳でYouTube配信を開始し、美容医療を初めて受けたのは45歳。きっかけは、自身のシミをコンシーラーで隠す動画が“バズった”ことだった。

挫折の連続だった20~30代、何かが吹っ切れた40代

今でこそ、“ポジティブで、天真爛漫”という言葉がピッタリな印象の松井さんだが、演劇では2度の挫折を味わい、33歳のときには子宮内膜症の一種であるチョコレート嚢胞(のうほう)を発症し、一時的に歩けなくなるなど、つらいことも多かったという。

ONEドキュメンタリー取材Yuki

「幼いときから、自分を表現したり、芸術に携わることが好きだったんです。でも、昔はネガティブで、演劇では2回の挫折の後、『もう二度とやるもんか』と思ってジャンルの違う職に就いたりもしました。演劇が大好きだったからこそ、向き合うことが苦しかったんです」

しばらく自分を表現する職業から離れていた松井さんだったが、「自分の思う表現活動がしたい」という思いは消えず、ずっと心にあるままだった。そして40歳を過ぎた頃、自分の中で何かが吹っ切れて、仕事を辞めた。

ONEドキュメンタリー取材Yuki

「物事は、全部自分の受け止め方次第なんだから、心のままに生きよう。やりたいことをやろう。そう思ったんです」

演劇から一度離れたことで、向き合いたくないと思っていた気持ちに整理がついたのだろう。そうして、表現をする職業に戻る決意をした。

自分の弱い部分を発信することで、誰かの役に立てるなら

もともと、行動力はあるタイプ。再度演劇の道を目指し始め、それと同時に“今の自分がすぐ始められること”を考えてたどり着いたのがYouTube。さまざまな動画を試し、投稿するなか、濃いシミを隠せるコンシーラーを紹介した動画が大人気となった。今では再生回数が約100万回にのぼっているほどだ。

「マツコ・デラックスさんがテレビで『コンプレックスは誰かの役に立つ』とおっしゃっていたのが心に残っていたので、YouTubeではありのままに、体重やシミ、クマのような自分の隠したい部分もさらけ出しています。私のコンプレックスが誰かの役に立つのなら、発信する価値があるんじゃないかと考えたんです」

ONEドキュメンタリー取材Yuki

美容医療に目覚めたきっかけは、YouTubeにアップした動画で、自身の顔にあるシミの濃さを視聴者に指摘されたことだったという。シミがひどいことを知り、落ち込むものの「シミは皮膚です」と励ましてくれる視聴者のコメントを見て、「皮膚なら取れるんじゃない?」と考え、美容医療を受けることに決めた。

「コンシーラーの動画でバズったので、シミを取ってしまうと“一つネタがなくなる”という恐怖もありました。でも、シミ取りレーザーのレポだって求めている人はきっといると思って、受けてみたんです。シミ取りは継続的に通う必要があるんですが、それでも一度でずいぶんキレイになって、世界が変わったような感覚でしたね。私の体験レポ動画の視聴者さんも褒めてくださったり、参考にしてくださったりしているようで、それも嬉しかったです」

目の下のクマとたるみを取ったら、涙袋が戻ってきた

その後、前々から気になっていた目の下のクマとたるみも除去。好きでよく視聴しているさまざまなYouTuberが、目の下のたるみ取りをレポしているのを見て、「私もYouTuberになったら体験レポをやってみたいな」という、秘かな憧れもあったのだとか。

ONEドキュメンタリー取材Yuki

「もともとぷっくりとしたたるみだったので、取ったら顔の印象が変わってしまうんじゃないかな?自分ではない顔になったらどうしよう?と、不安もあったのですが、術後はボイストレーニングの生徒さんがいち早く気がついてくれて、『先生、やってよかったね!』と褒めてくれました(笑)。あと、自分にあることをすっかり忘れていた涙袋も出現してくれて。時を遡ったような感覚で、嬉しくなりました」

それからの美容医療は、少量のボトックス注射をおでこや目尻に打つ程度で、あくまでも自然な範囲にとどめているという松井さん。

ONEドキュメンタリー取材Yuki

「私は、完璧な美を求めているわけじゃないんです。あくまでも、自分のできる範囲で、今ある素材を整えられたらそれで十分。『自分自身を受け入れて、自分のことをかわいいって思ったもん勝ちだ』って言葉を聞いたことがあるんですけど、まさにそれだなって。自分を可愛いと思う気持ちがないと、いくら完璧な見た目でも満足できないと思いますから。結局、自分を楽しんでいる人が一番キレイだと思います」

世の中は、やってみないと分からないことだらけ。失敗は“動画のネタ”に

松井さんはやりたいと思ったら、「まずチャレンジしてみる」のだそう。ただ、口にするのは簡単でも実際に行動に移す人は多くない。40歳を過ぎてから演劇に再チャレンジしたり、新たにYouTubeを始めたり、美容医療を経験したり。不安はなかったのだろうか?

「もちろん不安もありましたが、挑戦よりも、ずっと自分に嘘をつき続ける方がつらかったんです。ずっと演劇がやりたかったし、歌も歌いたかった。今、もし何か失敗しても、つらいことがあっても、『動画のネタになるな』と思えば落ち込みすぎたりしないんです(笑)。世の中は、やってみないと分からないことばかりです」

ONEドキュメンタリー取材Yuki

「歳を重ねたら、内面より外見を磨きなさい」――知人に言われたというこの言葉は、松井さんが生きるうえで意識していることの一つだという。

「その方がおっしゃる『外見を磨く』というのは、自分のためというよりは、周りのため。周りの人に失礼のないように、何歳になっても外見を意識して磨いていくということ。それを聞いて私も、そうありたいと思いました。いくつになっても、演劇や歌は生涯現役。もちろん、自分にとっての美しさも、生涯現役でありたいですね」

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