「いつまでも女性らしさと新しい自分を発見し続けたいから」
ファッションブランドオーナーのアンチエイジング

撮影:荒 眞人
ブランドはハンドメイドアクセサリーから始まった
19歳で結婚と出産を経験して、24歳で離婚した大木さん。離婚後はホームヘルパーとして働いていたが、「娘たちになるべく寂しい思いをさせたくない」という気持ちから、在宅で作業ができるハンドメイドアクセサリーの製作&販売を開始。それがプリマラスの始まりだったという。

「高校を出てからはずっと子育てで精一杯で、自分の将来だとか、クリエイティブなことだとかを考える余裕はありませんでした。だから、ハンドメイドアクセサリーの販売で初めて“自己表現”ができた気がしましたね。幸い販売が軌道にのってくれて、ハンドメイドアクセサリーだけではなく、洋服も取り扱いができるようになって、今ではたくさんの方に愛されるファッションブランドに成長できました」
“いつまでも女性らしさと新しい自分を発見し続けたい”――プリマラスのブランドコンセプトはそう掲げられていた。意図を聞くと、「自分自身の思いなのかも」と大木さんは言う。
「24歳で離婚して、まだ小さい子ども二人を抱えながら、世間知らずのまま社会に放り出されて、正直不安でいっぱいだったんですが、そのときにふと思った言葉なんです。周りを見回してみると、自分らしく働いている女性がいっぱいいて。その姿がすごく輝いて見えて、かっこいいなって。私もそうなりたいと思って、ブランドコンセプトにしました」

クマ取りのきっかけはお客様との世間話
そんな思いは、ブランドやファッションだけではなく、自身の見た目にも当てはまった。忙しさでなかなか自分自身に時間を使えない日々が続くものの、“いつまでも女性らしさと新しい自分を発見し続けたい”という思いだけは常にあった。そこで、お客様との世間話で耳にしたアンチエイジング系の美容医療を開始した。

「『クマ取りやってよかったよ』という話を聞いて、美容医療に興味を持ちました。確かに、年齢は目元に出やすいなって思っていたので、クリニックの先生に相談して、今の私に必要な施術を考えながら、クマ取りや、ヒアルロン酸注入などを受けました」
もともとぷっくりと目の下に脂肪があるタイプで、年齢を重ねるとともにより目立つようになったことが気になっていたという大木さん。仕事柄、繁忙期は不規則な生活が続くこともあり、目の下のクマも「コンシーラーでも隠れないレベルだった」という。

「受ける前は知識がなかったから怖さもあったけど、やると決めたからにはYouTubeで施術の動画を見たり、口コミを調べたり、症例をたくさん見たりして知識を深めました。施術を受けてからは化粧も楽になったし、娘たちにも褒められて、気持ちも上向きになったんです。やっぱり毎日見る顔だから、気になっていた部分がなくなるっていうのはストレス軽減に大きく繋がりましたね」
流行を意識しながら、二重のデザインを決めた
美容医療で、外見だけではなく、気分やストレスなどの内面にも良い影響を感じた大木さん。その後、アイプチで皮膚が伸びたり荒れたりしていたまぶたを二重埋没法を用いてきれいにしたり、年齢とともにたるみ始めたフェイスラインを糸リフトで引き上げたりなど、気になる部分を徐々に改善していった。
特に二重の幅は、医師と相談をした上で、ぱっちりとした幅広の二重ではなくあえて自然な幅にしたという。その理由として、ファッションにも通ずる”流行り”を意識したのだと教えてくれた。

「ギャル全盛期にしてたら幅広めな二重幅にしてもらったかもしれないけど、あの頃はお金の余裕も時間の余裕もなかったから。今やっと少し余裕ができて、自分の年齢や、顔に合う・合わない、流行も考えて、先生と相談してこの幅にしてもらいました。『毎日がこんなに楽になるなら、無理してでももっと早くやっておけばよかった!』って後悔してます(笑)」
無意識ににじみ出ていた自信が、売り上げも左右した
自身のファッションブランドのモデルも務める大木さん。SNSに写真をアップしたり、洋服紹介のインスタライブ(生配信)などでの顔出しに対し、美容医療を始める前より自信が持てるようになったのだとか。また、予想外の良い影響もあったという。

「美容医療受けてから、私がモデルとして着た洋服が、すっごく売れたんです。美容医療を受けたって大々的に公表したわけでもないのに、売上に大きな変化が出たのでびっくりしました。お客様も美意識の高い方が多いですから、良い変化を敏感に感じ取ってくれたのかな」
「無意識に顔やポーズの変化があったのかもしれません」と話す大木さん。自信がついたことでよりファッションを楽しんでいる様子が、SNS上でにじみ出ていたのだろう。
ファッションを楽しむために、そして新しい自分を発見し続けるために大切なことはなにか?改めて、大木さんに聞いた。
「自分の好きなものを着て、自分を強く持つこと。最近は自分の骨格や肌タイプとかを気にされて、『好きな系統だけど似合わないから着られない』という声も聞くんですが、そんなことは考えないで、自分が似合うと信じた、自分が欲しいなって思ったものを着てほしいですね。年齢や従来のスタイルにとらわれず、自分らしく楽しんだ先に、また新しい自分を発見できるんじゃないかな」
